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    韓国旅行は「時間価値」を重視する時代へ、限られた時間で満足度を高めるタイパ重視の旅

    この記事の内容 約2分で読めます

    日本の韓国旅行者の間で、航空券の安さだけでなく「タイムパフォーマンス(タイパ)」を重視する傾向が強まっている。予算と同等に、出発・帰国時間や現地滞在時間の効率性を求める声が多く、韓国は「気軽に行ける」旅行先として定着。特に30〜40代女性のリピート率が高い。航空会社もこのニーズに応え、現地滞在時間を最大化するフライトを提供しており、今後は「安さ」よりも「時間の有効活用」が旅行選択の決め手となるだろう。

    日本の旅行者の間で、韓国旅行に対する意識とスタイルが大きく変化していることが、最新の調査データから明らかになった。LCC(格安航空会社)のPeach Aviationが首都圏在住の韓国旅行経験者を対象に実施し、2026年8月20日に発表した調査結果によれば、現代の旅行者は航空券の安さだけでなく、限られた休暇をいかに効率的に過ごせるかという「タイムパフォーマンス(タイパ)」を強く意識していることが浮き彫りとなっている。

    目次

    予算と同等に「時間」を重視する旅行者たち

    旅行計画において最も重視される項目として、かつては「予算」が圧倒的なシェアを占めていた。しかし今回の調査では、重視するポイントとして「予算」が64.5%でトップだったものの、「出発・帰国時間」が56.3%、「現地滞在時間」が51.3%と、過半数の旅行者がスケジュールに関連する項目を重視していることが判明した。

    さらに、理想の韓国旅行についての回答では「現地滞在時間を長く確保したい」が59.3%、「短い休みでも楽しみたい」が40.8%、「移動による疲労を抑えたい」が35.8%を記録している。これは、移動の効率化を図りながら現地での時間を最大化し、心身の負担を減らすことで旅行全体の満足度を引き上げようとする、現代ならではの時間価値を重んじる姿勢を明確に示している。

    日常に溶け込む韓国旅行、30〜40代女性の高いリピート率

    韓国に対する心理的なハードルも劇的に下がっている。回答者の72.8%が韓国を「特別な海外旅行」ではなく「気軽に行ける旅行先」として認識している。

    実際の渡航頻度を見ても、全体の28.3%が年に2回以上韓国を訪れており、中でも30代女性は38.0%、40代女性は36.0%と、約3人に1人が高頻度のリピーターであることがわかった。日々の仕事や家事の合間を縫って、週末や有給休暇を使った短期滞在でリフレッシュを図るスタイルが定着している。

    航空各社は「現地滞在時間の最大化」を新たな強みに

    旅行者のタイパ重視の傾向を受け、航空会社のビジネスモデルやプロモーション戦略にも変化が起きている。これまでは「手軽な価格」を前面に押し出していたLCC各社も、現在は「時間価値の提供」を重要な付加価値として位置づけている。

    Peachが2026年9月20日に新規開設する成田〜ソウル(仁川)線は、まさにこのニーズを捉えたものである。片道5,680円からという手頃な運賃設定を維持しつつ、朝9時台に成田を出発して昼にはソウルに到着し、到着後すぐに現地での時間を楽しめるスケジュールを採用している。帰国時も夕方には日本に到着できるようにすることで、帰国翌日の仕事や日常生活への影響を最小限に抑える配慮がなされている。

    旅の目的の多様化と、予測される今後の海外旅行スタイル

    時間価値の向上は、旅の目的をよりピンポイントで多様なものにしている。調査によれば、グルメ(70.8%)やショッピング(51.5%)といった王道の目的に加え、女性層ではコスメ購入(42.5%)やカフェ巡り(41.5%)に特化した旅行を楽しむ傾向が見られた。

    また、韓国旅行における一人旅経験者が31.0%に達しているほか、20代女性の42.0%が母親との「母娘旅」を希望しているというデータもあり、誰とどのような時間を過ごすかという選択肢も広がっている。

    今後の国際旅行市場、特に日本から近距離のアジア圏への旅行においては、「どれだけ安いか」以上に「自分の貴重な休みの時間をどれだけ有効に使えるか」がサービス選択の決定打となるだろう。航空会社や旅行代理店は、宿泊先とフライトの組み合わせによる時間効率の良さや、空港から目的地へのシームレスな移動手段の提案など、タイムパフォーマンスを底上げする商品の提供をさらに強化していくと予測される。

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