エクアドル・サンミゲル・デ・サルセドは、標高2,680mのアンデス山中に広がる魅力的な町です。名物アイス「エラード・デ・サルセド」や迫力満点の「ママ・ネグラ祭り」が有名で、コトパクシ国立公園や神秘のキロトア湖への拠点としても最適。キトからのアクセス、グルメ、宿泊、治安など、旅に必要な情報が網羅されており、ローカルな本物体験を求める旅人におすすめです。
エクアドル・サンミゲル・デ・サルセドの観光情報をお探しなら、この記事一本で旅のすべてが分かります。アンデス山脈の懐、標高約2,680メートルに広がるこの小さな町は、名物アイスクリーム「エラード・デ・サルセド」、迫力満点のママ・ネグラ祭り、コトパクシ国立公園への絶好の拠点として知られています。キトからの具体的なアクセス、おすすめホテルの選び方、エクアドル旅行の費用感まで、実践的な旅行ノウハウをまとめました。
南米大陸の背骨、アンデス山脈の懐深くに抱かれたエクアドル。その中央部に位置するコトパクシ県に、サンミゲル・デ・サルセドという名の小さな町があります。多くの旅人が通り過ぎてしまうような、静かで素朴な場所ですが、この天空の町には現代社会が忘れかけた何かが確かに息づいています。太古から受け継がれる大自然への畏敬、人々の心に深く根差した信仰、そして生命の喜びを爆発させるかのような色鮮やかな祝祭の熱気です。
このような静かで素朴な旅を求める方には、風が心を洗う場所、ブラジル・カジュエイロもまた、心が解き放たれる体験をもたらしてくれるでしょう。
エクアドル「サンミゲル・デ・サルセド」とは?どんな観光地?

サンミゲル・デ・サルセド(通称サルセド)は、エクアドルの首都キトから南へ約90kmのコトパクシ県に位置する高原都市です。標高約2,680メートルという富士山六〜七合目相当の高さにあり、エクアドル全国に知られる名物アイスクリーム「エラード・デ・サルセド」の産地として有名です。コトパクシ国立公園や神秘の火口湖キロトアへの観光拠点としても最適な場所です。
地図と場所・エクアドル国内での位置づけ
エクアドルは南米大陸の北西部、コロンビアとペルーに挟まれた赤道直下の国です。国土は日本の約73%とコンパクトながら、アンデス山脈・アマゾン熱帯雨林・ガラパゴス諸島・太平洋沿岸と、多様な地形を持つことで知られています。サンミゲル・デ・サルセドは、その国土の中央を縦断するアンデス山脈の「アベニーダ・デ・ロス・ボルカネス(火山の道)」と呼ばれる地帯に位置し、キトとアンバト・クエンカを結ぶパナメリカン・ハイウェイ沿いにあります。
観光のポテンシャルという観点では、サルセドはガラパゴス諸島やキトの旧市街ほど国際的には知られていませんが、エクアドル国内では「アイスクリームの町」「ママ・ネグラ祭りの開催地」として親しまれています。旅慣れた旅行者がローカルな本物体験を求めて訪れるスポットとして、近年注目が高まっています。
治安と旅行時の注意点
サンミゲル・デ・サルセドの治安は、エクアドルの地方都市の中では比較的落ち着いており、旅行者が昼間に観光する分には大きなリスクは少ないとされています。ただし、エクアドル全体として近年治安が不安定化している地域もあることから、外務省の最新の危険情報は必ず渡航前に確認してください。
サルセド観光における具体的な注意点は以下の通りです。
- 貴重品の管理:市場や祭りなど人が集まる場所ではスリに注意。現金は必要最低限に分散して携帯する。
- 夜間の行動:日没後は見知らぬ路地への一人歩きを避け、宿のスタッフにタクシーを手配してもらうのが安心。
- 高山病対策:標高約2,680mのため、到着直後は無理をしない。水分をこまめに補給し、激しい運動は翌日以降に。
- 日焼け対策:赤道直下のため紫外線が非常に強い。SPF50以上の日焼け止めと帽子・サングラスは必携。
- 旅行保険:万が一の医療費に備え、海外旅行保険への加入を強くおすすめします。
日本からの飛行時間とキトからの行き方(アクセス)
日本からエクアドル(キト)への移動は、直行便がなく乗り継ぎが必要なため、合計でおよそ24〜30時間程度かかります。一般的なルートは、成田・羽田からアメリカ(ヒューストン・マイアミ・ニューヨークなど)またはメキシコシティを経由してキトへ向かう方法です。フライトの詳細な料金や便数は時期によって大きく変動するため、各航空会社の公式サイトで最新情報を確認してください。早期予約で大幅に安くなることが多いです。
キトからサンミゲル・デ・サルセドへの行き方は主に2つです。
| 移動手段 | 出発地・乗り場 | 所要時間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 長距離バス | キトゥンベ・バスターミナル(キト南部) | 約1時間30分〜2時間 | 最も一般的な手段。ラタクンガやアンバト行きに乗りサルセドで下車。運賃は安価。 |
| タクシー・配車アプリ | キト市内 | 約1時間〜1時間30分 | 荷物が多い場合や複数人ならコストパフォーマンスが高い。乗車前に料金交渉を。 |
バスはキトゥンベ・バスターミナルから複数の会社が頻繁に運行しており、アンデスの雄大な風景を車窓から眺めながら移動できます。なお、バス運賃・所要時間は時期や会社によって変動するため、現地の最新情報を確認することをおすすめします。同じエクアドルの古都クエンカへ足を延ばしたい方は、エクアドルの古都クエンカを走る!高地トレーニングと世界遺産の大聖堂巡りも参考にしてください。
サンミゲル・デ・サルセドのおすすめ観光スポット4選
サンミゲル・デ・サルセドの主要観光スポットは、ママ・ネグラ祭り・マトリス教会・エル・カルバリオの十字架・木曜メルカド(市場)の4つです。いずれも町の中心部か徒歩圏内にあり、半日〜1日あれば主要スポットを一通り巡ることができます。
魂を揺さぶる祝祭「ママ・ネグラ」の熱狂
サルセドの静寂な日常は、年に二度、熱狂的な祝祭の波に包まれます。その祭典こそが「ママ・ネグラ」です。この祭りはラタクンガ市(サルセド隣接)でも開催され、エクアドルの中でも特に独特で活気あふれることで知られています。
「ママ・ネグラ(黒い聖母)」の祭りは毎年9月と11月の二回開催されます。9月の祭典は町の守護聖人であるメルセーの聖母を称えるもので宗教的な側面が強く、11月の祭りは隣接するラタクンガ市の独立記念を祝うものでより盛大です。どちらも先住民の豊穣祈願の儀式と、スペインから伝わるカトリックの聖母信仰が見事に融合した独特の祭礼です。
祭りのハイライトは町を練り歩く壮大なパレードです。アンデスの民族音楽を奏でる楽団を先頭に、鮮やかで個性的な衣装をまとった多彩なキャラクターたちが次々と姿を現します。
- ウアシゲロ:悪魔払いの役目を担う。恐ろしい仮面をつけ、鞭を振りかざしながら道を切り開く。
- アンヘル・デ・ラ・エストレージャ(星の天使):天使の羽根をつけ、清らかな雰囲気で悪を浄化する。
- カピタン(隊長):祭りの資金援助者としての名誉職。豪華な衣装で行進する。
- レイ・モロ(ムーア人の王):スペイン王を模した役柄。多文化融合の象徴的存在。
- ママ・ネグラ(祭りの主役):顔を黒く塗り豪華な女性の衣装をまとった男性が馬上から人々に祝福を振りまく。
主役のママ・ネグラには深い意義が込められています。一説によると解放されたアフリカ系奴隷の女性を表しており、豊穣の象徴とされます。手に持つ人形は子供を、ミルクの入った容器は豊穣を意味し、馬上から人々にミルク(実際には水や香水)を振りかける行為は祝福と浄化の儀礼です。先住民の神々、アフリカ文化、スペインのカトリックがこのたった一人のキャラクターに集約されているのです。
祭り参加時には、貴重品の管理を徹底し、写真撮影の際は必ず一言声をかけるなど地元文化への敬意を忘れずに。パレード中には「チャンパイナ」と呼ばれる手作りのサトウキビ蒸留酒ベースのお酒が振る舞われることもありますが、アルコール度数が高いため飲み過ぎに注意しましょう。
マトリス教会と中央広場
町の中心パルケ・セントラル(中央広場)に面して建つ「マトリス教会(Iglesia Matriz de San Miguel de Salcedo)」は、サルセドを象徴する存在です。植民地時代の趣きを残した重厚な外観と、中へ入った瞬間に感じる静寂のギャップが印象的です。
高い天井から差し込むステンドグラスの光が幻想的な空間を作り出し、中央に鎮座する祭壇には町の守護聖人である聖ミカエル(サン・ミゲル)が祀られています。敬虔な信者が静かに膝をつく姿は、信仰が日常に深く根付いていることを示しています。観光客も静粛を守れば椅子に腰掛けて瞑想の時間を過ごすことができます。
| スポット名 | マトリス教会 (Iglesia Matriz de San Miguel de Salcedo) |
|---|---|
| 所在地 | サンミゲル・デ・サルセド中央広場 |
| アクセス | 町の中心部に位置し、どこからでも徒歩でアクセス可能 |
| 見どころ | 植民地時代の建築様式、荘厳な祭壇、彩り豊かなステンドグラス、地元の信者たちの祈りの風景 |
| 注意事項 | ミサ中の見学は控え、信者に配慮すること。露出の多い服装は避けましょう。 |
絶景!エル・カルバリオの十字架(Mirador El Calvario)
町の東側にそびえる小高い丘の頂上に立つ大きな十字架「エル・カルバリオ」は、サルセドとアンデス山脈を一望できる絶景展望スポットです。中央広場から続く坂道を約30分登ると到着します。
頂上からはオレンジ色の瓦屋根が連なるサルセドの街並み、周囲に広がるパッチワーク状の畑地帯、そして遠く連なるアンデスの山々の稜線が広がります。特に日の出と日没の時間帯は圧巻です。朝、東の山々から昇り始める太陽が空をオレンジから紫へと染め、夕暮れには燃えるような赤に染まった空にアンデスの山並みが黒いシルエットとなって浮かび上がります。
| スポット名 | エル・カルバリオの十字架 (Mirador El Calvario) |
|---|---|
| 所在地 | サルセド市街地の東側に位置する丘の頂上 |
| アクセス | 町の中心から徒歩で約30分のハイキング |
| 見どころ | サルセドの街並みとアンデス山脈を一望するパノラマ景観、特に日の出と日没の美しさ |
| 注意事項 | 急な坂道が続くため歩きやすい靴と水分補給が必要。日没後は暗くなるため懐中電灯も用意すると安心。 |
木曜限定!活気あふれるメルカド(市場)
サルセドの真の姿を知りたいなら、週に一度開催されるメルカド(市場)を訪れてみましょう。特に木曜日に開かれる市は規模が大きく、周辺の村々からも多くの人が集まるため、町全体が一日中活気に溢れます。
色鮮やかな野菜や果物、日本では見かけない何十種類ものジャガイモやトウモロコシ、高い栄養価を誇るキヌアやアマランサスなどアンデスの食材が所狭しと並びます。インディヘナの女性たちはポンチョや帽子を身にまとい、元気な声で客を呼び込む姿が印象的です。手作りのチーズやパン、鮮やかな刺繍が施された民芸品やアルパカ製品なども見つかります。
| スポット名 | サルセドのメルカド(市場) |
|---|---|
| 所在地 | 町の中心部にある市場広場周辺 |
| 開催日 | 木曜日が最も規模が大きい(他の曜日にも小規模な市あり) |
| 見どころ | アンデス地方特有の新鮮な食材、活気ある交流、鮮やかな民芸品 |
| 注意事項 | 多くの人が集まるためスリに注意。写真撮影は必ず一言断ってから。 |
エクアドル・サルセドの有名な食べ物とグルメ

サンミゲル・デ・サルセドのグルメといえば、なんといっても名物アイスクリーム「エラード・デ・サルセド」が筆頭です。アンデスのフルーツを使った濃厚な風味が特徴で、エクアドル国民なら誰もが知る町の看板グルメです。さらにアンデスの伝統郷土料理も充実しており、食の面でも旅の満足度が高い町です。
必食の名物アイス「エラード・デ・サルセド」
サルセドという名前を挙げると、エクアドルの人々が真っ先に思い浮かべるのがアイスクリームです。「エラード・デ・サルセド」として全国に知られるこの名物は、この地を訪れるなら必ず味わいたい一品。
その由来は古く、かつては近隣の霊峰チンボラソ山の氷を運び、その氷を用いて作られていたと伝えられています。最大の魅力は、添加物をほぼ使わずに生かした濃厚なフルーツの風味。使われるフルーツはアンデスならではのものばかりです。
- モラ(ブラックベリー):甘酸っぱく、最も人気のフレーバーの一つ
- ナランヒージャ:ナス属の酸味が特徴的なアンデス固有のフルーツ
- マラクジャ(パッションフルーツ):爽やかな南国の香り
- タマリンド:独特の甘みと酸味のコンビネーション
町には多くの専門店があり、それぞれが伝統のレシピを守っています。口に入れると果実そのものを味わっているかのような新鮮な香りと甘酸っぱさが広がり、単なるデザートにとどまらずこの土地の歴史と人々の想いが詰まった一品です。
アンデスの伝統的な郷土料理
サルセドの食堂やレストランでは、アンデスの厳しい環境で暮らす人々の体を温めてきた伝統料理を楽しめます。エクアドルの有名な食べ物として日本でも知られるものも多く含まれています。
- オルナード:豚を丸ごと薪の炉でじっくり焼いた料理。皮はパリッと香ばしく、肉は驚くほどジューシー。祭りや特別な日のごちそう。茹でたモテ(大粒白トウモロコシ)やジャガイモが付け合わせに。
- ジャピンガチョス:マッシュポテトにチーズを混ぜ込み、円盤状に成形して鉄板で焼いた一品。目玉焼き・アボカド・チョリソー・ピーナッツソースを添えたボリューム満点の定番朝食兼軽食。
- フリターダ:豚肉をオレンジジュースとスパイスで煮込み、豚脂でカリッと揚げ焼きにした料理。外はカリカリ、中はほろほろの食感が地元に愛されている。
- ロクロ・デ・パパ(ジャガイモのスープ):アンデスを代表する家庭の味。体が芯から温まるクリーミーなスープ。
エクアドルのスーパーマーケットや市場では、お土産探しにも最適な食材が揃います。エクアドル産の高品質チョコレート(カカオ含有量が高く世界的評価が高い)、アンデスの斜面で育てられたコーヒー豆、アヒ(唐辛子ソース)、キヌアやアマランサスといったスーパーフードなど、日本に持ち帰りたい逸品が見つかります。
サンミゲル・デ・サルセドのおすすめホテル・宿泊施設

サンミゲル・デ・サルセドとその周辺の宿泊施設は、高級感のある農園ホテル(アシエンダ)から予算重視のホステルまで選択肢が揃っています。旅のスタイルや予算に合わせて選ぶのがポイントです。なお宿泊料金は時期によって変動するため、Booking.comなどの予約サイトや公式サイトで最新情報を確認してください。
宿泊施設の比較表と選び方のポイント
| タイプ | 特徴 | こんな旅行者に向く | 価格帯の目安 |
|---|---|---|---|
| アシエンダ(農園ホテル) | 植民地時代の邸宅を改築。広大な敷地・庭園・暖炉・乗馬体験など。アンデスの大自然に囲まれた非日常空間。地産食材を使った食事が充実。 | 記念旅行・ゆったりリトリート・カップル・自然好き | 中〜高価格帯(早期予約で割引あり) |
| 市街地のホテル(3〜4つ星) | 中央広場・教会・市場へのアクセス良好。Wi-Fi・朝食付きプランが多い。観光の拠点として使いやすい。 | 観光メイン・コスパ重視・一人旅 | 中価格帯 |
| ホステル・ゲストハウス | ドミトリーや個室を選べる。オーナーや他の旅行者との交流が生まれやすい。地元の情報を収集しやすい。 | バックパッカー・若い旅行者・長期旅行者 | 低〜中価格帯 |
サルセドのアシエンダは、重厚な石造りの建物にアンティークの調度品が配された客室が特徴です。窓外にはアンデスの山並みが広がり、敷地内では乗馬を楽しんだり庭のベンチで鳥のさえずりに耳を傾けたりと、自由に過ごせます。ゆったりとしたアンデス時間に身を委ねる贅沢なリトリート体験を求める方に特におすすめです。
一方、アットホームな雰囲気のホステルでは、オーナーや他の旅行者とリビングで会話を交わす機会が多くあります。ガイドブックに載っていない貴重な現地情報を教えてもらえたり、予期せぬ出会いが生まれたりすることもあります。コロンビア・アマゾンの奥地まで行くような冒険志向の旅行者にとっては、こうしたローカルな宿が旅の醍醐味を深めてくれるでしょう。コロンビア・アマゾンの奥地のエコビレッジ「プエルト・ナリーニョ」の旅のような体験を求める旅行者にも、ホステルでの交流は大きな刺激になるはずです。
サルセドを拠点に巡る近郊の絶景スポット
サルセドの魅力は町の中だけにとどまりません。少し足を伸ばせば、地球の息吹を肌で感じる圧倒的なスケールの自然が待ち受けています。
神々の遊び場、コトパクシ国立公園への日帰り旅
サルセドから北へ車で約1時間の場所に、エクアドルを象徴するコトパクシ山の麓に広がる「コトパクシ国立公園」があります。標高5,897メートルのコトパクシ山は、ほぼ完璧な円錐形を持つ世界で最も美しい活火山の一つとされており、その形状はどこか富士山を彷彿とさせます。山頂を覆う万年雪と空の青のコントラストは、まさに神々しい光景です。
公園内では「パラモ」と呼ばれる高山草原をドライブしたり、ハイキングを楽しんだりすることができます。標高4,864メートルの山小屋まで車でアクセスし、そこからさらに雪線近くまで歩くことも可能ですが、富士山山頂をはるかに超える標高のため高山病対策は必須です。公園内ではリャマの群れや野生の馬、運が良ければコンドルが空を舞う姿にも出会えます。
| スポット名 | コトパクシ国立公園 (Parque Nacional Cotopaxi) |
|---|---|
| 所在地 | サルセドから北へ約30km |
| アクセス | タクシーをチャーターするか、ツアーに参加するのが一般的 |
| 見どころ | 霊峰コトパクシ山の雄大な姿、パラモ(高山草原)の特有の生態系、野生動物 |
| 注意事項 | 高地のため高山病対策が必要。防寒具・帽子・サングラス・日焼け止め必携。 |
エメラルドグリーンに輝く神秘の湖「キロトア」
サルセドから西へアンデスの山道を約2時間走ると、突然息をのむほど美しい光景が広がります。火山の噴火口に水がたまってできたカルデラ湖「キロトア湖」です。直径約3kmの巨大なクレーターに形成されたこの湖は、太陽の光の加減によって深い青・ターコイズブルー・輝くエメラルドグリーンへと色を変え、まるで魔法のような神秘的な美しさを放ちます。
展望台から湖畔まで急な坂道のトレッキングコースを30分〜1時間かけて下ることができ、湖畔ではカヤックのレンタルも可能です。帰りの登り坂は非常に体力を使うため、体力に自信がない方はラバのレンタルをおすすめします。
| スポット名 | キロトア湖 (Laguna Quilotoa) |
|---|---|
| 所在地 | サルセドから西へ約80km |
| アクセス | ツアー参加、またはバス乗り継ぎかタクシーチャーター |
| 見どころ | 色彩が刻々と変わる神秘的な火口湖、湖畔までのトレッキング、カヤック体験 |
| 注意事項 | 往復の体力が必要。高山病対策と急な天候変化に対応できる服装の準備を。 |
エクアドル旅行の基本情報(費用・飛行時間・エクアドルといえば?)

エクアドル旅行の費用は、渡航時期・旅のスタイル・ガラパゴス諸島など離島への訪問有無によって大きく変わります。物価は南米の中では中程度ですが、日本からのフライト代が旅費全体に大きく影響します。早期予約や旅行会社のツアーを活用することで費用を抑えることが可能です。詳細は旅行会社や航空会社の公式サイトで最新の情報を確認してください。
エクアドルといえば何が有名?(ガラパゴス諸島・キト・アンデスなど)
エクアドルは「赤道(エクアドル)」が国名の由来となっている国で、世界的に知られる観光資源が豊富です。主な見どころを整理すると以下の通りです。
- ガラパゴス諸島:ダーウィンの進化論に影響を与えた独自の生態系を持つ世界遺産の島々。ゾウガメ・イグアナ・ガラパゴスペンギンなど固有種の宝庫。エクアドル随一の観光スポット。
- 首都キト:ユネスコ世界遺産に登録された旧市街を持つ高地の古都。標高2,850m。植民地時代の教会や修道院が美しく保存されている。
- アンデス山脈「火山の道」:コトパクシ、チンボラソなど巨大な火山が連なる絶景回廊。トレッキング・登山のメッカ。
- アマゾン熱帯雨林:エクアドル東部に広がる原始の森。エコツーリズムや先住民文化との交流が人気。
- サンミゲル・デ・サルセド:名物アイスクリームとママ・ネグラ祭りで知られるアンデスの高原都市。
- エクアドルのカカオ・チョコレート:世界最高品質のカカオ産地の一つ。高品質チョコレートのお土産が人気。
エクアドルという小さな国に、これだけ多様な自然・文化・歴史が凝縮されているのが最大の魅力です。ガラパゴス諸島とキト観光にサルセドを組み合わせれば、エクアドルの多面的な魅力を余すことなく体験できる旅程が組めます。アンデスの山岳地帯での体験を求めるなら、アンデスの秘境タミナンゴへの旅も参考になるでしょう。
旅の終わりに思うこと:サルセドが教えてくれた、本当の豊かさ
エクアドルのサンミゲル・デ・サルセドでの旅は、旅に対する価値観を静かに、しかし深く揺るがせる体験となりました。この町には華やかな観光スポットや最先端の設備は少ないかもしれません。しかしそこには、お金では決して手に入らないかけがえのない宝物が満ちています。
魂を揺さぶる「ママ・ネグラ」の祭典で感じた生命の力強さ。教会の静寂の中で触れた、人々の揺るがない信仰心。市場の喧騒の中で交わした温かい微笑み。そしてアンデスの雄大な自然が教えてくれた、人間の小ささと生かされていることへの深い感謝。
本当の豊かさとは物質的なものではなく、心の中に根ざしているのかもしれません。それは家族や地域社会との絆、自然への敬意、そして日常の中に喜びを見出す心のあり方です。もし日常に疲れを感じているなら、次の旅の行き先としてこの天空の町を選んでみてはいかがでしょうか。サンミゲル・デ・サルセドは、きっとあなたの心を優しく解きほぐし、明日へと進む新しい力を与えてくれます。
よくある質問(FAQ)
エクアドル旅行にかかる費用はいくらですか?
エクアドル旅行の費用は旅のスタイルや渡航時期によって大きく異なります。航空券代が旅費全体の多くを占めるため、早期予約や乗り継ぎ便の選択で大幅にコストを抑えることが可能です。現地の物価は南米の中では中程度で、首都キトでの宿泊・食事・交通は比較的リーズナブルとされています。ただしガラパゴス諸島への訪問を含めると費用は大幅に増加します。詳細な費用は旅行会社の見積もりや航空会社の公式サイトで最新情報を確認してください。
日本からエクアドルまで飛行機で何時間かかりますか?
日本からエクアドルの首都キトまでは、直行便がないため乗り継ぎが必要です。一般的なルートはアメリカ(ヒューストン・マイアミ・ニューヨーク)またはメキシコシティ経由で、乗り継ぎ待ち時間を含めた合計移動時間はおよそ24〜30時間程度です。乗り継ぎ地や便によって所要時間は変わるため、各航空会社の公式サイトで具体的なフライト情報を確認することをおすすめします。
エクアドルの有名な食べ物は何ですか?
エクアドルの有名な食べ物として代表的なものは、①アンデスの伝統料理「ジャピンガチョス(チーズ入りポテトケーキ)」、②豚の丸焼き「オルナード」、③「フリターダ(豚肉の煮込み揚げ焼き)」、④「ロクロ・デ・パパ(じゃがいものクリームスープ)」などが挙げられます。サンミゲル・デ・サルセドでは特に名物アイスクリーム「エラード・デ・サルセド」が全国的に有名です。また輸出品としては世界最高品質と評価されるカカオを使ったチョコレートも外せません。
サンミゲル・デ・サルセドの治安はどうですか?
サンミゲル・デ・サルセドはエクアドルの地方都市の中では比較的治安が落ち着いているとされており、昼間の観光には大きなリスクは少ないとされています。ただし、エクアドル全土で近年治安状況が変化している地域もあることから、外務省の海外安全情報(最新の危険情報・感染症危険情報)を渡航前に必ず確認してください。観光中は貴重品の分散携帯・夜間の一人歩きを避ける・人が集まる市場や祭りでのスリ対策を徹底することが重要です。
エクアドルといえば何が有名ですか?
エクアドルは「ガラパゴス諸島」が世界的に最も有名です。ダーウィンの進化論に影響を与えた独自の生態系を持つ世界自然遺産の島々で、ゾウガメやイグアナ、ガラパゴスペンギンなど他では見られない固有種が生息しています。また、ユネスコ世界遺産に登録されたキト旧市街、アンデス山脈の活火山群「火山の道」、アマゾン熱帯雨林のエコツーリズム、高品質なカカオとチョコレート、そしてサンミゲル・デ・サルセドのアイスクリームとママ・ネグラ祭りなども国内外で知られています。小さな国ながら多様な自然・文化・食が詰まっているのがエクアドルの大きな魅力です。

