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南アメリカ
コロンビアの風に吹かれて。サレントのコーヒー農園で、一粒の豆が語る物語を味わう旅
アンデスの山々に抱かれた、色鮮やかな小さな町、コロンビアのサレント。石畳の道を陽気な音楽と馬の蹄の音が満たし、壁という壁が原色のペンキで塗りたくられています。まるで絵本の中に迷い込んだかのようなこの町は、世界有数のコーヒー生産地帯「コー... -
ニース
南仏の風を瓶に詰めて。エズ村フラゴナール工房で紡ぐ、世界にひとつの香りの物語
コート・ダジュールの紺碧の海と、どこまでも続く青い空。南フランスのまばゆい光を浴びて、断崖絶壁に佇む村があります。ニースとモナコ公国の間に浮かぶように存在するその村は、まるで時が止まったかのような美しい迷宮。人々は敬意と親しみを込めて、... -
フランス
天空の迷宮、南仏リュベロンへ。歴史が囁く「鷲ノ巣村」を巡る旅
南フランス、プロヴァンス。その言葉の響きだけで、瞼の裏にはラベンダーの薄紫と、ひまわりの黄色が広がるようです。僕がこの地に焦がれたのは、一枚の絵画でも、誰かの小説の一節でもなく、ただ「光」の噂を耳にしたからでした。セザンヌやゴッホがキャ... -
ヨーロッパ
スロバキアの秘境、ヴルコリニェツへ。45軒の木造家屋が織りなす、生きた民俗博物館への時間旅行
もしも、絵本の中に迷い込んでしまったかのような体験ができる場所が、世界のどこかに実在するとしたら。もしも、カレンダーを何十年も、いえ、何百年も巻き戻せるタイムマシンがあるとしたら。そんな夢物語を、現実のものにしてくれる村が中央ヨーロッパ... -
シャウエン
青の迷宮、シェフシャウエンへ。魂が染まるモロッコの色彩紀行
アフリカ大陸の北西端、リフの山並みに抱かれるようにして、世界中の旅人を魅了してやまない街があります。その名はシェフシャウエン。まるで天空の青を溶かして、そのまま街並みに注ぎ込んだかのような、幻想的な色彩に満ちた場所です。 初めてその写真を... -
ヨーロッパ
天を突く祈りの尖塔 ルーマニア・マラムレシュ、シュルデシュティの木造教会を巡る旅
コンクリートジャングルと金網に囲まれたジムでの日常。汗と熱気、そして時折響く鈍い打撃音。それが、ここ最近の僕の生活のすべてだった。東欧での格闘技修行は、心身を極限まで追い込む日々だ。だが、どれだけ強さを求めても、魂が乾ききってしまう瞬間... -
ベトナム
ベトナムの心臓を味わう。カントー、メコンデルタ水上マーケットの混沌に飛び込む朝食ボート紀行
旅の朝は、いつも少しだけ神聖な気持ちになる。特にそれが、まだ太陽が地平線の向こうで眠っているような時間なら、なおさらです。僕の旅は、格闘技の練習と同じで、常に予測不能なエネルギーを求めています。今回はベトナム南部、メコンデルタ地方の中心... -
中東
火星の息吹を聴く夜。ヨルダン、ワディ・ラム砂漠に眠る未来の原風景
僕たちは、なぜ旅に出るのでしょうか。日常から遠く離れた場所へ、まだ見ぬ景色を求めてハンドルを切る。その衝動の根源には、きっと「未知との遭遇」への飽くなき探求心があるのだと思います。工学部で学んだ僕にとって、その探求心はしばしば、テクノロ... -
オセアニア
パドルが描く水平線の先へ。シーカヤックでしか行けない楽園、アベル・タスマンの秘境ビーチ
南半球の夏の日差しが、きらきらとターコイズブルーの海に溶けていく。ここはニュージーランド南島の北端、アベル・タスマン国立公園。黄金色に輝く砂浜と、どこまでも続く穏やかな海岸線が、訪れる者を優しく迎え入れてくれます。この楽園の本当の姿に触... -
ペナン島
五感が目覚める美食の迷宮へ。マレーシア・ペナン島、世界遺産ジョージタウンのストリートフード食べ歩きガイド
南国の太陽が肌を焦がすような熱気を帯び、スパイスの香りがふわりと鼻先をかすめる。耳に届くのは、多言語が飛び交う喧騒と、中華鍋がリズミカルに奏でる音。マレーシアの北西に浮かぶ真珠、ペナン島。その中心地であるジョージタウンは、街全体がユネス... -
アジア
中央アジア、5500年前のタイムカプセルへ。シルクロード以前の謎に満ちた原都市、タジキスタン・サラズム遺跡を歩く
乾いた風が頬を撫で、遠くパミールへと連なる山脈の稜線が空の青に溶けていく。ここはタジキスタン西部、ウズベキスタンとの国境にほど近いザラフシャン川のほとり。僕が今立っているこの広大な大地の下に、5500年前の都市がまるごと眠っていると聞いたら... -
オセアニア
空と海の境界線で暮らす人々。海に沈む国ツバル、フナフティ環礁のリアルな日常に触れる旅
「いつか、海に沈んでしまう国」。そんな少し切ない枕詞とともに語られることが多い、南太平洋に浮かぶ小さな国、ツバル。世界で4番目に面積が小さく、海抜が最も低いこの国は、気候変動の最前線として、私たちに多くのことを問いかけてきます。でも、その...






