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    エミレーツ航空、Starlink導入で空の旅が変わる!2025年に向け機内Wi-Fiが超高速化へ

    ドバイを拠点とするエミレーツ航空が、旅行者の空の旅を根底から変える可能性を秘めた新たな計画を発表しました。スペースX社が展開する衛星ブロードバンドサービス「Starlink」を導入し、世界最大のStarlink対応国際ワイドボディ機隊を運航する計画です。これにより、上空でも地上と変わらない高速で安定したインターネット接続が実現し、私たちの旅行体験は新たな次元へと進化します。

    目次

    エミレーツが目指す「空の常時接続」― Starlink導入の概要

    エミレーツ航空は、保有するエアバスA380型機とボーイング777型機にStarlinkの搭載を進めることを発表しました。さらに、今後納入が予定されているエアバスA350型機とボーイング777X型機にも導入される予定です。

    世界最大のStarlink対応ワイドボディ機隊が誕生

    現在、エミレーツ航空は世界最大のA380型機(約116機)と777型機(約133機)のオペレーターであり、この計画が完了すれば、文字通り「世界最大のStarlink対応国際ワイドボディ機隊」が誕生することになります。すでにA380型機でのテスト飛行は成功しており、その性能は実証済みです。

    2024年半ばから順次導入開始

    計画によると、2024年半ばから順次、既存機材への搭載が開始される見込みです。2025年のドバイ・エアショーの頃には、多くの旅行者がこの新しい機内Wi-Fiを体験できるようになっているかもしれません。

    なぜ今Starlinkなのか?― これまでの機内Wi-Fiとの決定的な違い

    これまで多くの航空会社が提供してきた機内Wi-Fiは、「遅い」「途切れる」「高価」といったイメージがつきものでした。しかし、Starlinkの導入はこれらの課題を根本的に解決します。

    速度と遅延の壁を打ち破る技術

    従来の機内Wi-Fiの多くは、地上から約36,000km上空にある静止軌道衛星(GEO)を利用していました。この距離が原因で、通信速度は数Mbpsから数十Mbps程度、通信の遅延(レイテンシ)は600ミリ秒以上と、ビデオ通話やストリーミングには不向きでした。

    一方、Starlinkは地上からわずか550kmの低軌道(LEO)を周回する数千の小型衛星を利用します。これにより、航空機向けサービスでは最大350Mbpsというダウンロード速度と、約20ミリ秒という驚異的な低遅延を実現します。これは、自宅の光回線にも匹敵する性能であり、機内でNetflixを高画質で視聴したり、Zoomでビデオ会議に参加したり、オンラインゲームをプレイすることさえ可能になります。

    旅行体験はどう変わる?予測される未来と業界への影響

    この技術革新は、私たちの旅のスタイルに大きな影響を与えるでしょう。

    「空のオフィス」が当たり前に

    高速で安定したインターネットは、出張中のビジネスパーソンにとって強力な武器となります。フライト中も地上と同じようにVPNに接続して社内ネットワークにアクセスしたり、大容量のファイルを送受信したり、クリアな音声でオンライン会議に参加したりと、移動時間を無駄なく活用できます。「空のオフィス」が現実のものとなり、ワーケーションの選択肢もさらに広がるでしょう。

    エンターテインメントの常識が変わる

    これまでは航空会社が提供する機内エンターテインメント(IFE)が主流でしたが、今後は乗客が自身のスマートフォンやタブレットで、普段利用しているストリーミングサービスを自由に楽しめるようになります。長時間のフライトでも、お気に入りのドラマや映画の続きを途切れることなく視聴でき、退屈な時間は過去のものになるかもしれません。

    航空業界のサービス競争が激化

    エミレーツ航空のような巨大エアラインがStarlinkを全面的に採用することで、他の航空会社も追随せざるを得なくなるでしょう。すでにカタール航空やハワイアン航空、日本のZIPAIRなどもStarlinkの導入を発表しており、今後「高品質な無料Wi-Fi」は航空会社を選ぶ上での重要な基準の一つとなることは間違いありません。

    エミレーツ航空のこの一歩は、単なる機内サービスの一環ではなく、航空旅行全体の体験価値を向上させる大きな転換点です。今後の具体的なサービス開始時期や料金体系(既存のロイヤリティ会員向け無料サービスが拡充されるのか、など)の発表に、世界中の旅行者から熱い視線が注がれています。

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