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    欧州旅行が2026年に激変!新制度「EES」と「ETIAS」導入へ。知っておくべき変更点と旅行への影響を徹底解説

    2026年、ヨーロッパへの旅行を計画している方は要注意です。EUの出入国ルールが大幅に変更され、私たち旅行者の手続きに大きな影響が及ぶことになります。入国時のパスポートスタンプが廃止され、代わりに生体認証データが記録される「EES」。そして、これまでビザなしで渡航できた国の人々も必要になる事前渡航認証「ETIAS」。

    これらの新制度は、私たちのヨーロッパ旅行をどう変えるのでしょうか? Arigatripが背景情報と予測される影響を詳しく解説します。

    目次

    出入国が変わる:パスポートへのスタンプ廃止と「EES」の導入

    まず大きな変更点として、EUの新しい出入国管理システム「EES(Entry/Exit System)」が導入されます。

    EESとは何か?

    EESは、EU圏外からの短期滞在者の出入国情報をデジタルで管理する自動システムです。これまで入国審査官がパスポートに押していたスタンプに代わり、旅行者の指紋と顔写真を記録します。

    • 開始時期: 2026年4月までに完全稼働予定
    • 対象者: 日本人を含む、EU加盟国以外の国籍を持つ短期滞在者(観光や短期商用目的など)

    このシステムの導入により、シェンゲン協定圏内での滞在期間(あらゆる180日の期間内で最大90日間)の管理が厳格化・自動化されます。不法滞在の防止と、国境を越えるテロなどの脅威への対策強化が主な目的です。

    旅行者への影響

    初めてEES対象国に入国する際には、空港などの国境で指紋のスキャンと顔写真の撮影が必要になります。一度登録すれば、データは3年間有効です。将来的には、自動化ゲートの利用がスムーズになるなど、手続きの迅速化が期待されていますが、導入初期は登録手続きによる混雑や混乱が発生する可能性も指摘されています。

    事前申請が必須に:渡航認証システム「ETIAS」

    EESに続き、もう一つの重要な変更が「ETIAS(European Travel Information and Authorisation System)」の導入です。

    ETIASとは何か?

    ETIASは、これまでビザが免除されていた国(日本を含む約60カ国)からの渡航者が、事前にオンラインで渡航認証を申請することを義務付ける制度です。これはビザではなく、アメリカの「ESTA」やカナダの「eTA」に似た電子渡航認証システムと考えると分かりやすいでしょう。

    • 開始時期: 2026年末に導入見込み
    • 申請方法: 専用のウェブサイトまたはモバイルアプリからオンラインで申請

    申請時には、パスポート情報や渡航目的、滞在先などの情報を入力します。認証は通常、数分で完了するとされていますが、追加の審査が必要な場合は数日かかることもあります。一度認証されると、有効期間は3年間、またはパスポートの有効期限が切れるまでとなります。

    懸念される「手数料の大幅値上げ」

    当初、ETIASの申請手数料は7ユーロと発表されていました。しかし、最近になってこれを20ユーロへと大幅に引き上げる案が浮上しています。

    この値上げ案に対して、欧州の観光業界からは「不釣り合いだ」「観光客を遠ざける可能性がある」といった批判の声が上がっています。特に、何度も欧州を訪れる旅行者や、家族での旅行者にとっては大きな負担増となり、欧州の観光経済全体に影響を及ぼす可能性が懸念されています。

    予測される未来と旅行者が準備すべきこと

    これらの制度変更は、セキュリティ強化という大きな目的がある一方で、私たち旅行者にとっては新たなハードルとなる可能性があります。

    短期的な影響

    • コストの増加: ETIASの手数料が旅行費用に上乗せされます。特に値上げ案が通った場合、その影響は小さくありません。
    • 手続きの煩雑化: 旅行前にETIASの申請を忘れると、飛行機への搭乗や入国が拒否されるリスクがあります。また、EESの初回登録時には、空港での待ち時間が増えることも予想されます。
    • 情報の混乱: 導入時期はこれまでも度々延期されており、今後も変更される可能性があります。旅行計画を立てる際は、常に最新の公式情報を確認する必要があります。

    長期的な展望

    システムが安定すれば、出入国手続きのデジタル化によって国境管理が効率化され、結果的に旅行者の利便性が向上する可能性も秘めています。また、セキュリティが強化されることで、より安全な旅行環境が実現されるという側面もあります。

    しかし、手続きの複雑化やコスト増が、アジアなど他の観光地に対する欧州の競争力を低下させる一因になるかもしれません。

    まとめ:これからの欧州旅行は「事前準備」がより重要に

    2026年以降のヨーロッパ旅行は、これまで以上に事前の情報収集と準備が重要になります。

    • 公式サイトをチェック: EESやETIASに関する情報は、EUの公式サイトで発表されます。旅行を計画する際は、必ず最新の情報を確認しましょう。
    • 申請は余裕をもって: ETIASの申請は、渡航の数週間前には済ませておくと安心です。
    • 費用と時間を計画に織り込む: 旅行全体の予算とスケジュールに、ETIAS申請料や空港での手続き時間をあらかじめ含めておきましょう。

    Arigatripでは、今後もこれらの新しい制度に関する最新情報を追いかけ、皆さんの快適で安全な旅行をサポートしていきます。大きな変化の時を迎える欧州旅行ですが、しっかりと準備をして、素晴らしい旅を楽しんでください。

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