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エジプト
灼熱の果実、悠久の食卓へ。エジプト・ダクラオアシス、甘美なるデーツと砂漠の恵みを巡る旅
カイロの喧騒、ルクソールの神殿群。それらがエジプトのすべてだと思っているなら、まだこの国の真の心臓部には触れていないのかもしれません。私が次なる目的地として選んだのは、リビア砂漠の只中に浮かぶ緑の孤島、ダクラオアシス。そこには、時間とい... -
オセアニア
最後の楽園ファトゥ・イヴァ島へ。パンノキとタロイモが紡ぐ、ポリネシアの魂に触れる食の旅
南太平洋に浮かぶ、神々が創造したとされるマルケサス諸島。その最南端に、文明の喧騒から隔絶されたかのように佇む島があります。その名は、ファトゥ・イヴァ。切り立った断崖絶壁が黒い溶岩の肌を晒し、天を衝く緑の峰々が雲をまとう、荒々しくも神聖な... -
アジア
天空の寺院アンコール・ワット紀行:シンメトリーに宿るクメールの宇宙観を歩く
カンボジア、シェムリアップの密林に、その寺院は静かに佇んでいます。アンコール・ワット。その名はあまりにも有名で、誰もが一度は写真や映像で目にしたことがあるでしょう。しかし、その石造りの回廊を自らの足で歩き、朝日を浴びて黄金に輝く尖塔を見... -
グラナダ
「赤い城」が囁く物語。スペイン・アルハンブラ宮殿にナスル朝の栄華と悲哀を追う旅
スペイン南部に広がるアンダルシア地方。乾いた風と、どこまでも続くオリーブ畑。その中心に位置する古都グラナダの丘の上に、その宮殿は静かに佇んでいます。「アルハンブラ」、アラビア語で「赤い城」を意味するその場所は、かつてイベリア半島で最後の... -
フランス
『睡蓮』はここに在った。フランス、ジヴェルニー「モネの庭」で絵画に迷い込む旅
酒と旅をこよなく愛する全国さすらいのライター、太郎です。いつもは赤提灯が灯る横丁や、地元の人しか知らないような食堂の暖簾をくぐっている僕ですが、今回は少しばかり趣向を変えて、フランスはパリから足を延ばしてみました。目指すは、印象派の巨匠... -
日本
息をするたび、私が私に戻っていく。屋久島、もののけ姫の森へ
心のどこかに、ずっと空いていた隙間があった。忙しない都会の日常、スマートフォンの画面に流れる無数の情報、誰かの期待に応えようとする自分。そんな日々のなかで、少しずつ削られていく何かを、私はずっと感じていました。 「森へ行こう」 ふと、そう... -
南アメリカ
チリ、エルキ渓谷の星空紀行。ブドウ畑の香りに包まれ、宇宙に溶ける夜
南米大陸を縦に貫く、細長い国チリ。その国土のほぼ中央、首都サンティアゴから北へ約500キロメートル。アンデス山脈の懐に抱かれるように、緑豊かな渓谷が広がっています。その名は、エルキ渓谷。ここは、世界中の天文学者がこぞって「地球上で最も星空が... -
シントラ
地の果てを目指す旅路:ポルトガル、シントラ・カスカイス自然公園、大西洋が奏でる絶景トレイル
リスボンの喧騒を離れ、電車に揺られてわずか40分。カスカイスの駅に降り立つと、潮の香りが混じった空気が頬を撫で、旅の始まりを告げてくれます。目指すは、ユーラシア大陸最西端の地、ロカ岬。そこに至る道は、ただの観光地巡りではありません。シント... -
アジア
オレンジ色の川が流れる夜明け。ラオスの古都ルアンパバーン、托鉢に触れる静かな祈りの時間
ラオスの古都、ルアンパバーン。この街の朝は、世界の他のどの都市とも違う、特別な静寂と敬虔な祈りから始まります。夜の闇がまだ色濃く残り、東の空がようやく白み始める頃、街全体が息を潜め、ある神聖な儀式のために目を覚ますのです。それが、数百年... -
ヨーロッパ
ルーマニア、二つの都市の旋律。ブカレストの喧騒とトゥルグ・ムレシュの静寂、アートと建築を巡る旅
東欧の交差点、ルーマニア。その名を口にすると、多くの人はドラキュラの伝説が眠るトランシルヴァニアの森や、独裁者チャウシェスクが遺した巨大な建築物を思い浮かべるかもしれません。僕もそうでした。首都ブカレストに降り立ったとき、まず感じたのは... -
ロシア
地球の心臓部へ。ロシア・カムチャツカ半島、火と氷と生命の原風景を巡る旅
コンクリートジャングルに少しだけ疲れたとき、私の心は決まって、まだ見ぬ地球の素顔を探し始めます。アパレルの仕事でトレンドの最前線にいると、時々、もっと普遍的で、揺るぎないものの存在に触れたくなるのです。そんな渇望の果てにたどり着いたのが... -
アジア
ラオスに眠る古代の謎、ジャール平原へ。数千の石壺群が語りかける、時を超えた物語
ラオスの東北部、緑豊かな丘陵地帯に、世界中の旅人たちの好奇心をかき立ててやまない風景が広がっています。その名は「ジャール平原」。空と大地が溶け合う広大な土地に、まるで巨人が忘れていったかのように、数千もの巨大な石の壺(ジャール)が点在し...







