MENU

    スコットランド旅行完全ガイド!費用・日数・おすすめ観光モデルコース

    この記事の内容 約13分で読めます

    スコットランド旅行の計画に必要な情報がこの一記事にまとまっています。日本からのアクセス、日数、ベストシーズンといった基本情報から、エディンバラ城やネス湖、スカイ島などの絶景スポットの回り方まで網羅。ハリーポッターのロケ地巡りやウイスキー蒸留所体験、絶景ドライブといった目的別情報に加え、ハギスなどのグルメやタータンチェックといった文化も紹介し、初めてでも再訪でも役立つ情報が満載です。

    スコットランド旅行を計画中の方へ。エディンバラ城やネス湖、スカイ島など絶景スポットの回り方から、日本からのアクセス、費用の目安、ハリーポッターのロケ地、ウイスキー蒸留所体験まで、旅の計画に必要な情報をこの一記事にまとめました。初めてスコットランドを訪れる方も、再訪を考えている方も、ぜひプラン作りの参考にしてください。

    目次

    スコットランド旅行の基本情報(アクセス・日数・ベストシーズン)

    スコットランドはイギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)の北部を構成する地域で、面積は約7.8万km²と北海道とほぼ同じ大きさです。首都はエディンバラ、人口最多の都市はグラスゴー。地形は大きく「ハイランド(北西部)」と「ローランド(南東部)」に分かれ、それぞれ異なる魅力を持ちます。旅の計画を立てる前に、まずアクセス・日数・気候の3点を押さえておきましょう。

    日本からスコットランドへの行き方・フライト

    日本からスコットランドへの直行便は現在運航されていません。ロンドン・ヒースロー空港やアムステルダム、パリなどヨーロッパの主要空港を経由するルートが一般的です。ロンドンからエディンバラへは飛行機で約1時間15分、鉄道(LNER特急)でも約4時間半でアクセスできます。乗り継ぎを含めた総移動時間は15〜18時間程度が目安です。

    • 主な経由地:ロンドン・ヒースロー空港(最も便数が多く便利)、アムステルダム・スキポール空港、パリ・シャルル・ド・ゴール空港など
    • 日本側の出発空港:成田・羽田・関西など主要国際空港から乗り継ぎ便が出ています。各航空会社の公式サイトで最新スケジュールをご確認ください。
    • ロンドン→エディンバラの移動:飛行機(約1時間15分)または特急列車(約4時間30分)。列車は早期予約で大幅に安くなる場合があります。
    • 入国審査:帰国便のeチケット控えやホテルの予約確認書をすぐに提示できるよう準備しておきましょう。

    スコットランド旅行の必要日数と予算の目安

    スコットランド観光に必要な日数は、エディンバラやグラスゴーなど主要都市を中心に巡るなら最短「3泊5日」、ハイランド地方やネス湖、スカイ島まで足を延ばすなら「5泊7日〜」が目安です。広大なハイランドをドライブで周遊したい場合は10日以上あるとより余裕をもって楽しめます。

    旅行スタイル推奨日数主な訪問エリア
    都市観光メイン3泊5日エディンバラ・グラスゴー
    都市+ハイランド5泊7日上記+ネス湖・スカイ島・グレンコー
    絶景ドライブ周遊7泊9日〜上記+NC500・離島・蒸留所

    費用については、スコットランド(イギリス)は物価が高めの旅先です。航空券は早期予約で大幅に安くなることが多く、宿泊は中心部のホテルよりもB&B(ベッド&ブレックファスト)の利用がコスト面でも体験面でもおすすめです。鉄道やバスのパスを活用したり、無料の国立博物館を組み合わせたりすることで費用を抑えられます。具体的な料金は為替レートや時期によって変動するため、旅行代理店や各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。

    ベストシーズンはいつ?気候と服装の注意点

    スコットランド旅行のベストシーズンは、天候が比較的安定し日照時間が長い5月〜9月です。なかでも7〜8月は最も賑やかで、エディンバラ・フェスティバルが開催される8月は街全体がお祭りムードに包まれます。一方、春(4〜5月)や秋(9〜10月)は観光客が比較的少なく、紅葉や新緑が美しい穴場シーズンです。

    シーズン特徴注意点
    春(3〜5月)新緑が美しく比較的空いている天候が不安定、朝晩は冷え込む
    夏(6〜8月)最も過ごしやすく、日照時間が長い観光客集中、宿泊施設は早期満室
    秋(9〜10月)紅葉が美しく穴場シーズン日暮れが早まり始める
    冬(11〜2月)クリスマスマーケットが魅力的日照時間が短く、天候も荒れやすい

    スコットランドの天気を一言で表すなら「気まぐれ」。現地には「1日に四季がある(Four seasons in one day)」ということわざがあるほど、天候変化が激しいです。夏でも最高気温は15〜19℃ほどと涼しく、朝晩は冷え込みます。この気候への最善策は「レイヤリング(重ね着)」です。

    スコットランド旅行の服装チェックリスト

    • ベースレイヤー:吸湿速乾素材のTシャツや長袖シャツ
    • ミドルレイヤー:フリースや薄手のダウン(脱ぎ着しやすいもの)
    • アウターレイヤー:防水・防風性に優れたジャケット(ゴアテックス素材など)。折りたためるタイプが便利
    • ボトムス:速乾性のトレッキングパンツ(ジーンズは濡れると乾きにくいため不向き)
    • 靴:防水仕様のウォーキングシューズかトレッキングシューズ。石畳やぬかるみ対策に必須。新品は事前に履き慣らしておくこと
    • 小物:ニット帽・手袋・マフラーは夏でも役立つ。傘より折りたたみレインウェアが実用的
    • 虫除けスプレー:夏のハイランドでは「ミッジ」と呼ばれる小虫の大群が発生するため必携

    絶対に外せないスコットランドのおすすめ観光スポット

    スコットランドの観光スポットは、南部のローランドから北部のハイランドまで広範囲に点在しています。まずはエリア別に主要スポットを把握し、旅程の骨格を作りましょう。

    【ローランド】エディンバラ(エディンバラ城・ロイヤル・マイル)

    スコットランドの首都エディンバラは、多くの旅行者が最初に訪れる玄関口です。中世の風情を残す旧市街(オールドタウン)と18世紀に設計された新市街(ニュータウン)が一体となった景観は世界遺産に登録されています。

    • エディンバラ城:キャッスル・ロックと呼ばれる岩山の頂にそびえる街のシンボル。スコットランド王家の宝物「オナーズ・オブ・スコットランド」や「運命の石(スコーンの石)」を収蔵。城内からの眺望も圧巻です。平日午後1時に鳴り響く「ワン・オクロック・ガン(時報の大砲)」は時間が合えばぜひ体験を。チケットは公式サイトからオンライン購入がおすすめです。
    • ロイヤル・マイル:エディンバラ城からホリールードハウス宮殿へと続くメインストリート。石畳の小道沿いに歴史ある建物や伝統的なパブ、土産物店が並びます。路地(クローズ)に一歩踏み込むと、また違った中世の表情が待っています。
    • アーサーズ・シート:市街中心部にある標高251mの古代火山丘。頂上からエディンバラ市街とフォース湾を一望できます。登りはさほど厳しくありませんが、しっかりした靴で挑みましょう。
    • ホリールードハウス宮殿:英国王室がスコットランド滞在時に使用する公式宮殿。隣接するホリールード修道院の遺構も見どころです。
    • スコットランド国立博物館:先史時代から現代までのスコットランドの歴史・文化・自然を網羅。入場無料で、天候に関係なくじっくり楽しめます。

    【ローランド】グラスゴー(芸術と建築の街)

    エディンバラが「歴史の街」なら、グラスゴーは「創造の街」。かつて産業革命の中心として栄えた工業都市が、現在は文化・芸術・音楽の中心地として生まれ変わりました。建築家チャールズ・レニー・マッキントッシュの作品群や活気あふれるライブミュージックシーンが魅力です。

    • ケルヴィングローブ美術館・博物館:絵画から動物の剥製、古代エジプトの遺物まで多彩なコレクション。入場無料とは思えない充実した内容です。
    • グラスゴー大聖堂:スコットランドに現存する数少ない中世大聖堂のひとつ。壮麗なゴシック建築が圧倒的な存在感を放ちます。
    • リバーサイド博物館:クライド川沿いに立つ現代建築の中に、鉄道・船舶・自動車など交通の歴史を展示。工業都市グラスゴーの歩みを体感できます。
    • ウィロー・ティールームズ:マッキントッシュがデザインした名作ティールーム。アールヌーヴォーの装飾の中でアフタヌーンティーを楽しむ贅沢な体験ができます。

    【ハイランド】ネス湖とスカイ島(息をのむ大自然)

    スコットランドの真骨頂とも言えるのがハイランドの大自然です。険しい山々と深い湖(ロック)、ヒースの荒野が織りなす風景は、他のどこにも似ていない原風景です。

    • ネス湖:未確認生物「ネッシー」で世界的に有名な湖。全長約36km、最深部は約230mにおよぶ英国有数の水量を誇ります。湖畔に佇むアーカート城の廃墟が絵になる絶景ポイント。遊覧船で湖の広大さを体感するのもおすすめです。玄関口となるインヴァネスを拠点にすると便利です。
    • スカイ島:「翼の島」の名を持つスコットランド最人気の島。奇岩「オールド・マン・オブ・ストー」、鋭くそびえる「クイラング」、妖精が棲むという「フェアリー・プールズ」など、現実離れした幻想的な景色が広がります。本土とは橋でつながっていますが、見どころが島内に分散しているのでレンタカーが便利。夏季は宿泊施設がすぐに満室になるため、数ヶ月前の予約が必須です。
    • グレンコー:「嘆きの谷」とも呼ばれ、1692年に起きた「グレンコーの虐殺」ゆかりの場所。氷河が削り取ったU字谷と両側にそびえる山々の景観は神々しい美しさ。映画『007 スカイフォール』や『ハリー・ポッター』シリーズのロケ地としても使われました。
    • アイリーン・ドナン城:三つのロッホが交わる場所に建つ、スコットランドで最も絵になる城のひとつ。石橋で本土と結ばれた小島にそびえ、水面に映る姿が息をのむほど美しい。スカイ島へ向かうルート上にあるため旅程に組み込みやすいです。
    • ベン・ネヴィス山:標高1,345mのイギリス最高峰。登山愛好家を世界中から引き寄せる存在です。
    • スターリング城:エディンバラとグラスゴーの中間に位置する歴史の要衝。スコットランド独立戦争の主舞台となった城と、ウィリアム・ウォレスを記念した「ウォレス・モニュメント」はどちらの都市からも日帰りしやすく、歴史好きに欠かせないスポットです。

    【目的別】スコットランドならではの特別な体験

    スコットランドには「何となく観光する」だけでなく、特定のテーマで深く楽しめる体験が豊富にあります。旅のコンセプトを決めておくと、限られた時間をより充実させられます。

    ハリーポッターのロケ地を巡る(グレンフィナン高架橋など)

    スコットランドはハリーポッターシリーズの重要な撮影地が点在する聖地です。なかでも最も有名なのが、フォート・ウィリアム近郊に位置するグレンフィナン高架橋(ヴァイアダクト)。ホグワーツ特急が煙を上げながら渡る橋として、世界中のファンに知られた場所です。

    • グレンフィナン高架橋の訪れ方:橋自体はグレンフィナン村近くにあり、近くの展望ポイントから全景を眺めることができます。また、フォート・ウィリアム〜マレイグ間を走る「ウエスト・ハイランド・ライン」に乗車すると、車窓から高架橋を通過する体験が可能です。
    • 蒸気機関車「ジャコバイト」:夏季限定でこの区間を走る蒸気機関車は、映画の世界さながらの体験が楽しめます。チケットは数ヶ月前に完売することも多いため、早めの予約を強くおすすめします。
    • グレンコー:ハリーポッターシリーズのほか、映画『007 スカイフォール』でも使われた荒野の絶景スポット。
    • エディンバラ:作者J.K.ローリングがハリーポッターを執筆したカフェが旧市街に残っており、文学ファンにも人気の見どころです。
    • ロケ地ツアー:エディンバラやグラスゴー発のハリーポッター専門ガイドツアーも充実しています。公式サイトで最新ツアー情報をご確認ください。

    スコッチウイスキーの蒸留所見学

    スコットランドが世界に誇る輸出品、スコッチウイスキー。ゲール語で「ウシュク・ベーハー(生命の水)」と呼ばれるこの琥珀色の液体は、スコットランドの風土が凝縮された芸術品です。産地によって個性が大きく異なり、飲み比べの楽しさは格別です。

    産地味わいの特徴代表的な銘柄
    スペイサイド華やかでフルーティー、バランス良好グレンリベット、グレンフィディック
    ハイランド多様なスタイル、力強いものから穏やかなものまでダルモア、グレンモーレンジィ
    アイラ島ピート由来のスモーキーで個性豊かアードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ
    ローランドライトで穏やか、飲みやすいオーヘントッシャン
    キャンベルタウン潮風とスモークを感じる独特の個性スプリングバンク

    スコッチウイスキーを深く理解する最良の方法は、蒸留所(ディスティラリー)見学ツアーに参加することです。製造工程を間近で見学し、最後にテイスティングも楽しめます。人気の蒸留所は事前予約必須。多くの蒸留所は公共交通機関でのアクセスが難しい場所にあるため、ウイスキー蒸留所巡り専門のツアーを利用すれば心置きなくテイスティングを満喫できます。

    【上級者向け】絶景ドライブ旅行(ノースコースト500)

    スコットランドはロードトリップに最適な国のひとつです。なかでも近年世界中のドライバーから注目を集めているのがノースコースト500(NC500)。インヴァネスを起点・終点に、スコットランド最北端の海岸線を一周する約500マイル(約800km)のルートは、スコットランド版「絶景ドライブ」の決定版です。

    • NC500の見どころ:アードヴレック城の廃墟、最北端の村カーズベイ、ドゥンカンスビー岬の奇岩スタックスなど、立ち寄りたいスポットが尽きません。最低でも5〜7日間を確保してじっくり走りましょう。
    • サウス・ウエスト・コースタル300:NC500の陰に隠れがちですが、グラスゴー周辺を起点にスコットランド南西部の海岸線を巡るルートも魅力的。観光客が少なく穏やかな雰囲気でスコットランドの自然美を楽しめます。
    • ドライブの注意点:イギリスは日本と同じ左側通行なので比較的スムーズですが、ハイランドには車一台分しかない「シングル・トラック・ロード」が頻繁に現れます。対向車との離合は「パッシング・プレイス(待避所)」を活用してください。AT車は台数が限られているため、希望する場合は早めの予約が必要です。国際運転免許証を必ず携帯しましょう。

    英国の自然と歴史を組み合わせた旅に関心がある方には、ポーツマスで潮風を感じる港町の旅も参考になります。

    スコットランド旅行を120%楽しむ文化とグルメ

    スコットランドの魅力は絶景だけではありません。数百年続く伝統文化や個性豊かな料理、パブ文化を知ることで、旅の体験は格段に深まります。

    伝統料理「ハギス」とパブ文化

    「イギリスの食事はおいしくない」というイメージは、スコットランドを訪れると覆されます。豊かな自然が育てた食材と伝統の料理は、旅の楽しみのひとつです。

    • ハギス(Haggis):スコットランドの国民食。羊の内臓(心臓・肝臓・肺)を細かく刻み、オートミールや玉ねぎ、スパイスと混ぜて茹でた料理です。聞くと少し驚きますが、実際はスパイスの効いた風味豊かなソーセージのような味わい。マッシュポテト(タティーズ)とカブのピュレ(ニープス)を添えた「ハギス・ニープス・アンド・タティーズ」がパブの定番メニューです。
    • カレンスキンク(Cullen Skink):スモークしたコダラ、ジャガイモ、玉ねぎを使ったクリーミーなスープ。肌寒い日に体を温める一品です。
    • スコッチブロス(Scotch Broth):大麦・羊肉・野菜の具だくさんスープ。栄養満点でスコットランドの家庭の味です。
    • スコティッシュサーモン:冷たく澄んだ水で育ったサーモンは世界的評価が高く、スモークサーモンは朝食の定番です。
    • アンガスビーフ:スコットランド東部発祥のアンガス牛は、柔らかくジューシーな肉質で知られるブランド牛です。
    • フル・スコティッシュ(朝食):目玉焼き・ベーコン・ソーセージ・ベイクドビーンズに加え、スコットランド独自のブラック・プディングやハギスも添えられることがあります。B&Bや宿の朝食で楽しめます。
    • ショートブレッド:バター風味たっぷりのサクサクしたクッキー。スコットランド土産の定番で、老舗ブランドのものをお土産にどうぞ。

    スコットランドの食文化を語るうえでパブは欠かせません。パブは単なる飲み場ではなく、地域の人々が集まるコミュニティの場。観光客も温かく迎えてくれます。基本はカウンターで注文・支払いをする「カウンターサービス」。伝統製法のリアルエールが豊富に揃い、バーテンダーにおすすめを聞くと親切に教えてくれます。多くのパブでは手頃な価格でハギスやフィッシュ・アンド・チップスなどの食事も楽しめます。

    タータンチェックと歴史の息吹

    スコットランドの文化的シンボルとして有名なタータン(チェック柄)とキルトは、ハイランド地方のクラン(氏族)をそれぞれ識別する「紋章」として生まれました。各クランが独自のタータンを持ち、家族の絆と誇りを象徴しています。

    1746年のカロデンの戦いでジャコバイト軍が敗れた後、イングランド政府はタータンの着用やバグパイプの演奏を一時禁止しましたが、その精神は受け継がれ続けました。19世紀にヴィクトリア女王がスコットランド文化を愛好したことで復活し、現在はスコットランドを象徴する国民的シンボルとなっています。エディンバラのロイヤル・マイル沿いには数百種類のタータンを扱う専門店が並んでいます。

    バグパイプもまた、古くから戦場で兵士の士気を高めるために奏でられてきた文化的象徴です。現在はエディンバラの街角や結婚式、フェスティバルで耳にする機会が多く、夏に開催される「ロイヤル・エディンバラ・ミリタリー・タトゥー」では数百人のバグパイパーが繰り広げる圧巻の演奏を体験できます。

    スコットランドの歴史の要点を押さえておくと観光がより深まります。古代ローマ帝国でさえ支配できなかった北方の地に、その証拠として今も「ハドリアヌスの長城」がイングランド北部に残っています。9世紀にスコットランド王国の基盤が築かれ、13〜14世紀にはウィリアム・ウォレスやロバート・ザ・ブルースがイングランドとの独立戦争を戦い抜きました。1314年のバノックバーンの戦いでロバート・ザ・ブルースが勝利し、スコットランドの独立が確固たるものになっています。1707年の合同法でグレートブリテン王国が成立。こうした歴史の舞台をたどる旅は、スコットランド観光の大きな醍醐味です。

    英国の歴史と文化に興味がある方は、産業革命と信仰が交差するケイスリーの旅もあわせてご覧ください。

    スコットランド旅行のおすすめモデルコース(5泊7日)

    スコットランドを初めて訪れる方に最もおすすめなのが「5泊7日」のプランです。エディンバラ・グラスゴーといった主要都市と、ハイランドの大自然・スカイ島を組み合わせ、スコットランドの魅力を効率よく体験できます。

    日程主な行動・訪問地宿泊地
    1日目(移動日)日本出発→ロンドン乗り継ぎ→エディンバラ着。ロイヤル・マイルを軽く散策エディンバラ
    2日目エディンバラ城・アーサーズ・シート・スコットランド国立博物館を観光エディンバラ
    3日目グラスゴー日帰り(ケルヴィングローブ美術館・グラスゴー大聖堂)またはスターリング城へエディンバラ
    4日目レンタカーでハイランドへ出発。グレンコー→フォート・ウィリアム(グレンフィナン高架橋立ち寄り)フォート・ウィリアムまたはインヴァネス方面
    5日目インヴァネス着→ネス湖・アーカート城見学→アイリーン・ドナン城スカイ島またはインヴァネス
    6日目スカイ島観光(クイラング・フェアリー・プールズ・オールド・マン・オブ・ストー)スカイ島またはエディンバラ
    7日目(移動日)エディンバラへ戻り→ロンドン経由→帰国の途へ機内泊

    プランのポイント:

    • 4日目以降はレンタカーを使うと移動の自由度が格段に上がります。AT車は早めに予約しましょう。
    • スカイ島の宿泊施設は夏に数ヶ月前に満室になることも。予約は必ず早めに行いましょう。
    • グレンフィナン高架橋を蒸気機関車「ジャコバイト」で渡りたい場合は、事前にチケット確保が必須です。
    • エディンバラ滞在中にウイスキーバーやパブを訪れ、蒸留所見学は4〜5日目のルート上(スペイサイドやスカイ島周辺)で組み込むのが効率的です。
    • 3泊5日の短期旅行の場合は、エディンバラ2泊+グラスゴーまたはスターリング日帰りがおすすめです。

    英国内の他エリアも旅行先として気になる方には、英国の忘れられた村「ドリッジ」で過ごす旅もおすすめです。

    スコットランド旅行の注意点と役立つ基本情報

    快適で安全な旅のために、出発前に押さえておきたい基本情報と注意点をまとめました。

    治安・安全面について

    スコットランドの治安は西ヨーロッパの主要観光地と比較して概ね良好です。エディンバラやグラスゴーの観光エリアは多くの旅行者が訪れる安全な場所ですが、大都市であるため夜間の繁華街や人気の少ない場所への一人歩きは避けた方が無難です。スリや置き引きなど一般的な旅行先でのトラブルには十分注意しましょう。緊急時の電話番号は999(警察・消防・救急)です。旅行保険への加入を強くおすすめします。

    通貨・言語・ビザ・基本マナー

    • 通貨:イギリスの法定通貨はスターリング・ポンド(GBP / £)。スコットランド独自のポンド紙幣も流通していますが、イングランドやウェールズでは受け付けてもらえないことがあるため、出国前に使い切るかイングランド銀行券に両替を。ほとんどの店でクレジットカードが使えますが、小規模店やB&Bは現金のみの場合もあります。
    • 言語:公用語は英語ですが、スコットランド特有のアクセントや方言(特にグラスゴー訛り)は聞き取りにくいことも。ゆっくり話してほしい旨を伝えれば快く応じてくれます。道路標識でスコットランド・ゲール語が併記されることもあります。
    • ビザ:日本国籍の場合、観光目的で6ヶ月以内の滞在であればビザは不要です。
    • 時差:日本との時差はマイナス9時間(サマータイム期間はマイナス8時間)。
    • 電源:電圧230V・50Hz、プラグはBFタイプ(3つの四角いピン)。変換プラグが必要です。
    • マナー:レストランやパブでのチップは必須ではありませんが、良いサービスを受けたときに感謝を伝える習慣があります。公共の場では静かに過ごすことが礼儀とされています。
    • スコットランド人とイングランドを混同しない:スコットランド人を「イギリス人(イングリッシュ)」と呼ぶことは失礼にあたる場合があります。「スコティッシュ(Scottish)」と正確に呼びましょう。

    英国旅行の準備に関して、英国の隠れ家ヘイヴァーヒルで心を満たす旅も参考になります。

    よくある質問(FAQ)

    スコットランドには日本からどう行けばいいですか?

    日本からスコットランドへの直行便はありません。ロンドン・ヒースロー空港、アムステルダム・スキポール空港、パリ・シャルル・ド・ゴール空港などを経由するのが一般的です。ロンドン乗り継ぎの場合、ヒースロー空港からエディンバラまでは飛行機で約1時間15分、特急列車(LNER)で約4時間30分。総移動時間は15〜18時間程度が目安です。航空券は早期予約で大幅に安くなることが多いので、旅行の3〜6ヶ月前には予約を検討しましょう。

    スコットランド観光には何日必要ですか?

    スコットランド観光に必要な日数は、エディンバラやグラスゴーなど主要都市を中心に巡るなら最短「3泊5日」、ハイランド地方やネス湖・スカイ島など大自然も満喫するなら「5泊7日〜」が目安です。ノースコースト500などドライブ旅行を楽しみたい場合は7泊9日以上あると余裕をもって周遊できます。

    スコットランド旅行のベストシーズンはいつですか?

    最も天候が安定し日照時間が長い5月〜9月がベストシーズンです。なかでも8月はエディンバラ・フェスティバルが開催され、街全体が活気に溢れます。観光客が集中するため宿泊施設は早期に満室になります。春(4〜5月)や秋(9〜10月)は混雑が少なく、コスパも良い穴場シーズンです。一年中「1日に四季がある」と言われるほど天候が変わりやすいため、季節を問わずレイヤリングできる服装の準備が必要です。

    スコットランド旅行に行くときの注意点は何ですか?

    主な注意点は以下の通りです。①天候変化が激しいため防水・防風ジャケットなどのレイヤリングを準備する。②夏のハイランドでは「ミッジ」と呼ばれる小虫の大群が発生するため虫除けスプレーを持参する。③スコットランド銀行発行のポンド紙幣はイングランドで通用しないことがあるため、出国前に使い切るか両替する。④ハイランドのシングル・トラック・ロードでの運転では、パッシング・プレイスを使った譲り合いが必須。⑤スカイ島や人気蒸留所の宿泊・チケットは数ヶ月前に満室・完売になることが多いため、早めの予約が重要です。

    スコットランドの治安はどうですか?

    スコットランドの治安は西ヨーロッパの主要観光地と比べて概ね良好で、観光客が多く訪れるエディンバラやグラスゴーの中心部は安全に旅できます。ただし大都市であるため、夜間の繁華街や人気の少ない場所への一人歩きは避けるのが賢明です。スリや置き引きなど一般的な盗難には注意しましょう。旅行傷害保険への加入と、緊急時の連絡先(緊急電話番号は999)の確認を出発前に行うことをおすすめします。

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!

    この記事を書いた人

    起業家でアマチュア格闘家の大です。世界中で格闘技の修行をしながら、バックパック一つで旅をしています。時には危険地帯にも足を踏み入れ、現地のリアルな文化や生活をレポートします。刺激的な旅の世界をお届けします!

    目次