MENU

    南仏の宝石、鷲ノ巣村エズへ。日帰りと宿泊、あなたはどちらを選ぶ?〜天空の村が魅せる二つの顔〜

    南フランス、コート・ダジュール。その言葉を聞くだけで、キラキラと輝く地中海、どこまでも青い空、そして陽気な人々の笑顔が目に浮かぶようです。ニースの喧騒、カンヌの華やかさ、モナコの気品。どれもが魅力的で、私たちの旅心をくすぐります。でも、もしあなたが「一生忘れられない、魔法のような時間」を探しているのなら、ぜひ訪れてほしい場所があるのです。それが、海抜429メートルの崖の上に佇む「鷲ノ巣村」、エズです。

    初めて私がエズを知ったのは、一枚の写真がきっかけでした。断崖に張り付くようにして建つ石造りの家々、その頂上に凛と立つ教会の鐘楼、そして眼下に広がるのは息をのむほど美しい紺碧の地中海。まるで中世の世界に迷い込んだかのような、幻想的な風景。その瞬間から、私はエズの虜になっていました。韓国のドラマに出てくるロマンチックなヨーロッパの街並みにも似ているけれど、ここにはもっと歴史の重みと、自然の雄大さが溶け合っているように感じたのです。

    多くの旅人は、ニースやモナコからの日帰り旅行でこの村を訪れます。太陽の光を浴びて活気づく日中のエズは、確かにおとぎ話のように可愛らしく、訪れる価値は十分にあります。しかし、エズの本当の魅力は、日帰りの観光客が去り、静寂が村を包み込む黄昏時にこそ、その本領を発揮するのです。今回は、日帰り旅行で体験したエズの記憶と、先日ついに叶えたエズでの宿泊体験を徹底的に比較しながら、この天空の村が持つ二つの顔、太陽と月のようなその魅力のすべてをお伝えしたいと思います。この記事を読み終える頃には、あなたがどちらのエズに会いに行くべきか、その答えがきっと見つかるはずです。

    エズのような崖の上に築かれた村に興味があるなら、スペインの岩に抱かれた白い村「セテニル・デ・ラス・ボデガス」もまた、洞窟バルを巡る非日常的な旅を提供してくれます。

    目次

    まずは知りたい!エズ村の基本とアクセス

    ezra-village

    旅の計画を立てる際は、まずエズという場所の特徴やアクセス方法を理解しておくことが大切です。事前にしっかり準備すれば、旅の楽しみは格段に増すでしょう。

    天空に佇む中世の村、エズ

    名前の通り、エズはまるで鷲の巣のような険しい崖の上に築かれた村です。その歴史は古く、紀元前にまで遡ると言われています。敵の侵入を防ぐためにこのような要害の地に村が築かれたと伝えられており、一歩踏み入れると入り組んだ細い路地や石畳の道、蔦が絡む石壁が中世の世界へと私たちを誘います。村全体がまるで一つの芸術作品のようで、どの角度から見ても絵になる美しい風景に心が躍ります。

    エズの村は非常にコンパクトで、端から端まで歩いても30分ほどで回れてしまいます。しかし、その小さな空間に素晴らしい絶景、かわいらしいブティック、歴史ある教会、さらに世界中のグルメたちが憧れる高級ホテルやレストランがぎっしりと詰まっています。まさに南仏の魅力を凝縮した宝石のような場所、それがエズ村なのです。

    ニース・モナコからのアクセス

    エズはコート・ダジュールの主要都市、ニースとモナコのほぼ中間に位置しており、どちらからでも非常にアクセスが良好です。日帰りでも宿泊でも、主な移動手段はバスかタクシーが一般的です。

    バスが最もポピュラーなアクセス方法

    ニースからエズへ行く場合、バス利用が最も一般的かつ経済的です。ニース中心部のバス停「Vauban」から82番線(Plateau de la Justice行き)または602番線(Monaco/Menton行き)に乗り、「Èze Village」で下車します。所要時間は約30分で、料金は片道2.5ユーロ程度とお手頃です。バスの車窓からは、コバルトブルーの地中海や美しい海岸線が広がり、エズへ向かう道中も絶景を楽しめます。

    ただし、夏の観光シーズンはバスが非常に混雑するため、満員で乗れない場合もあるので時間に余裕を持って行動することが望ましいです。また、バスの本数は1時間に1~2本程度なので、事前に時刻表を確認しておくことがポイントです。Lignes d’Azurの公式サイトで最新情報をチェックしてください。

    モナコからも602番線のバスでアクセス可能で、所要時間は約20分です。

    電車とバスを乗り継ぐ方法

    ニースやモナコからフランス国鉄(TER)を利用し、「Eze-sur-Mer(エズ・シュル・メール)」駅で下車、その後83番線のバスに乗り換えて「Èze Village」へ向かうルートもあります。しかし、乗り換えが必要なうえ、麓の駅から村までのバス本数が少ないため、少し慣れた旅行者向けです。体力に自信がある方は、駅から「ニーチェの道」と呼ばれるハイキングコースを徒歩で登ることも可能ですが、約1時間かかる急な坂道なので十分な準備が必要です。

    タクシーや配車アプリの利用も便利

    荷物が多い場合や時間を効率的に使いたい場合は、タクシーやUberなどの配車サービスを利用するのが便利です。ニースからタクシーで約20分、料金は40~60ユーロ程度が目安になります。複数人での利用なら一人あたりの負担も軽減されます。特に高級ホテルに宿泊する際は、麓の駐車場からホテルまで荷物を運ぶ手間が省けるため、ホテルまで直接乗り入れられるタクシーは非常に重宝します。予約しておくとスムーズに利用できます。

    日帰り旅行で味わうエズの魅力:太陽と活気のシンフォニー

    多くの旅行者が体験するのが、日中のエズの光景です。太陽の光をたっぷり浴びた村は、まるで生命が溢れ出るかのように輝き、まるで夢の世界にいるかのような感覚を味わえます。以前、私が友人とニースから日帰りで訪れた際の印象は、まさに「きらきら」と表現するのにふさわしいものでした。

    世界中から訪れる人々で賑わう石畳の街並み

    バスを降りて村の入口に立つと、まずその活気に心を奪われます。世界各国の言語が飛び交い、訪れる誰もが笑顔でカメラを手にしています。細い石畳の路地は、まるで祭りの日のような賑わいを見せます。道の両側には、色鮮やかなプロヴァンス雑貨の店や、個性的なアート作品を展示するギャラリー、南仏の香り漂うお土産屋が軒を連ねています。

    ラベンダーのサシェやオリーブオイル、美しい絵皿、手作りのアクセサリーなど、一軒一軒のお店をのぞきながら歩くうちに、時間があっという間に過ぎてしまいます。まるで宝物探しをしている気分に浸れます。友人と「これ可愛いね!」「あっちも見てみよう!」と盛り上がりながら、お互いにお土産を選んだ思い出は、今でも心に残っています。日中のエズは、ショッピング好きの人にとってはまさに夢のワンダーランドと言えるでしょう。

    絶対に外せない!日帰りモデルコースのご提案

    限られた時間でエズを存分に楽しむためには、しっかりとした計画が重要です。ここでは、私が特におすすめする必見スポットを巡るモデルコースを紹介します。

    天空の庭園、エズ熱帯庭園 (Jardin Exotique d’Èze)

    エズを訪れたら絶対に外せないのが、村の頂上にある「エズ熱帯庭園」です。ここはかつて城があった場所に造られ、世界中から集められた数百種類のサボテンや多肉植物が、まるで芸術作品のように美しく配置されています。

    入場料は7ユーロ(2024年現在)ですが、その価値は十分にあります。園内の小道を歩き進めると、一面に広がる大パノラマが目の前に現れます。オレンジ色の屋根が連なるエズの村並みと、果てしなく続く地中海の水平線。その青のグラデーションは息をのむほど美しく、ここに立つとまるで空を飛んでいるかのような錯覚を覚えます。園内には、彫刻家ジャン=フィリップ・リシャールによる女性像が点在し、この幻想的な景色に神秘的なアクセントを添えています。

    写真撮影には午前中の早い時間帯が特におすすめ。太陽が順光となり、海も空も最も美しく撮影できます。ゆっくりと散策し写真を撮るなら、1時間から1時間半を見ておくとよいでしょう。

    香りの魔法に包まれる、フラゴナール香水工場 (Fragonard)

    南フランスのグラースが香水の都として知られていますが、エズにもその伝統を受け継ぐ有名な香水工場があります。それが「フラゴナール」です。村の入口近くにある工場兼ショップでは、香水が作られる過程を無料で見学できます。

    熟練の調香師が働くラボや伝統的な蒸留器が並ぶ光景は、見るだけでも興味深いものです。ガイドツアーに参加すれば、香りの歴史や原材料について詳しく説明してもらえます(主に英語またはフランス語)。

    見学の後は、広々としたショップでショッピングを楽しみましょう。香水はもちろん、練り香水、石鹸、ルームフレグランス、かわいらしいポーチなど、乙女心をくすぐるアイテムが勢ぞろい。ここでしか手に入らない限定商品もあり、自分用のお土産や大切な人へのプレゼントに最適です。香りに包まれるだけで幸せな気分になれる場所です。所要時間は30分から1時間ほどが目安です。

    村の象徴、エズ教会 (Notre-Dame-de-l’Assomption d’Èze)

    熱帯庭園からも望める、鮮やかな黄色が目を引くファサードが印象的な教会。これが村のシンボルとなっている「エズ教会」です。18世紀に建てられた新古典主義様式の美しい建築で、村のどこからでもその姿を見ることができます。

    一歩教会の中に入ると、外の賑わいとは打って変わって静寂で荘厳な空気が広がっています。精巧に装飾された祭壇や美しい天井画、ステンドグラスから差し込む光が神聖な雰囲気をつくり出しています。ここで静かに祈りを捧げる時間は、旅の喧騒から心を解放し、穏やかな気持ちにさせてくれるでしょう。見学は無料ですが、ミサの時間帯は避け、礼儀正しく静かに見学することを心がけましょう。

    絶景とともに味わう日帰りグルメ

    日帰り旅行のランチは時間を有効に使いたいものです。エズには気軽に楽しめるカジュアルなお店から、予約必須の高級レストランまで幅広い選択肢があります。

    村の路地には、美味しいクレープやサンドイッチ、ジェラートを販売する店が点在。食べ歩きしながら散策するのも楽しい体験です。特に晴れた日に絶景を眺めながら味わうジェラートは格別です。

    少し贅沢にランチを楽しみたい場合は、崖に面したテラス席のあるレストランを予約するのがおすすめです。たとえば「Le Nid d’Aigle」のように、比較的カジュアルながらも素晴らしい景色を楽しめるお店もあります。ただし人気の店は予約が必須なので、訪れる前に公式サイトなどで予約しておくと安心です。

    宿泊者だけが知るエズの素顔:静寂と魔法のゴールデンアワー

    eze-france-golden

    日帰り旅行の楽しさを知っているからこそ、私の中には長らく「いつかこの村に泊まってみたい」という強い願望がありました。日中の賑わいが引いた後、この村はどのような顔を見せてくれるのか。その答えは、私が思い描いていた以上に幻想的でロマンチックなものでした。

    夕暮れの静寂がもたらす魔法のひととき

    最終の観光バスが夕方5時から6時ごろに村を離れると、エズには一種の魔法がかかります。賑わっていた石畳の路地から人影がすっかり消え、村は静けさに包まれるのです。

    聞こえてくるのは、自分の足音と遠く響く教会の鐘の音、それに地中海から吹き渡る風のささやきだけ。ブティックの多くはシャッターを下ろし、昼間の賑わいがまるで夢のように思われます。代わって灯されるのは、オレンジ色の柔らかな光を放つガス灯。その光はしっとりと濡れた石畳を照らし、壁に映る影が揺らめきます。まるで何百年も前の時代にワープしたかのような感覚。路地の角から中世の騎士が現れても不思議はない、非日常の空気が村全体を包み込みます。

    魅惑のゴールデンアワー、空と海が溶け合う瞬間

    宿泊する者だけが味わえる特権は、この静寂の中で世界一と称えられる夕景を独占できることです。私が泊まったホテルのテラスから見たあの光景は、一生忘れられないほどの感動でした。

    太陽がゆっくりと水平線に沈むにつれて、空と海は次々と鮮やかな表情を見せます。燃えるようなオレンジから優しいピンク、さらに深い紫へと変化する繊細なグラデーションが、視界いっぱいに広がりました。やがて対岸にあるサン=ジャン=カップ=フェラ半島の街の灯りがぽつぽつとともり始め、それはまるで夜空に散りばめられた宝石のよう。この魔法のような時間を、大切な人と二人きり、あるいは一人静かに味わう贅沢。これ以上の幸せがあるでしょうか。

    この体験は、日帰りでは決して体感できない、宿泊者だけに許された特別な贈り物です。

    星空の下で紡ぐ、一生忘れられないディナー

    エズの夜をより一層ロマンチックに演出してくれるのが、世界的に知られる二つの高級ホテル、「シャトー・エザ(Château Eza)」と「ラ・シェーヴル・ドール(La Chèvre d’Or)」です。それぞれにミシュラン星付きレストランがあり、宿泊しなくてもディナーの予約は可能ですが、ゆったりと時間を気にせず楽しめるのはやはり宿泊者ならではの特権でしょう。

    私は今回、シャトー・エザのレストランでディナーをいただきました。崖の突端に設けられたガラス張りのダイニングからは、コート・ダジュールの煌めく夜景が一望できます。満天の星空とともにテーブルのキャンドルが優しく灯り、非日常的な空間を演出していました。

    提供される料理は、地元の旬の食材を活かした芸術的なフレンチの数々。一口ごとに思わずため息が漏れるほどの絶品でした。素晴らしい料理とワイン、そして心尽くしのサービス。少し特別な装いで、お気に入りのワンピースをまとい出かける――そんな時間もまた、旅の醍醐味です。ドレスコードはスマートカジュアルで、男性は襟付きシャツやジャケット、女性はワンピースやブラウスなど少しおしゃれを意識すると気分も高まります。予約は必須で、数ヶ月前から公式サイトでの早めの予約を強くおすすめします。

    誰にも邪魔されない、早朝のプライベート散歩

    宿泊した翌朝、私は夜明けとともに目覚め、そっと部屋を抜け出しました。朝靄に包まれた村は、昨夜とは異なる神秘的な表情を見せてくれました。

    まだ誰もいない路地を一人歩き、聞こえるのは鳥のさえずりと自分の息遣いだけ。朝日がゆっくりと石の壁を照らし始め、村が少しずつ目を覚ましていきます。展望台から見た朝の地中海は限りなく穏やかで、心が清められるような感覚に満たされました。観光客が訪れる前のそのままのエズ。この静かで純粋な時間を独り占めできるのは、宿泊者だけに許された贅沢な瞬間です。

    パンとコーヒーの香りが漂い始めた頃、ホテルに戻って朝食をいただきます。テラス席でキラキラ輝く海を眺めながら楽しむ優雅な時間。日帰り旅行では決して味わえない、ゆったりと流れる時がそこにはありました。

    徹底比較!日帰り vs 宿泊、あなたに合うのはどっち?

    ここまで日帰り旅行と宿泊のそれぞれの魅力について述べてきましたが、結局どちらを選べば良いのでしょうか。あなたの旅のスタイルや目的、予算に応じて、最適なプランを考えてみましょう。

    時間と予算を基準に考える

    まずは、もっとも分かりやすい基準として「時間」と「予算」を考慮しましょう。

    日帰り旅行をおすすめする人

    • コート・ダジュールの周遊旅行の一環として効率よく観光したい方
    • 旅費をできるだけ節約したい方
    • ニースやモナコを拠点にして、アクティブに動き回りたい方

    日帰りなら、交通費や食事代、熱帯庭園の入場料を含めても100ユーロ程度あれば十分に楽しめます。気軽にエズの魅力を満喫できる点が最大のメリットです。

    宿泊をおすすめする人

    • エズの魅力をじっくり堪能したい方
    • ハネムーンや記念日など、特別な思い出を作りたい方
    • 喧騒を離れて静かでロマンチックな時間を過ごしたい方

    エズのホテル、特に有名な2つの宿は一泊10万円を超えることも珍しくなく、ディナーを含めるとかなりの予算が必要です。しかし、そこで得られる体験はまさにお金では買えない、かけがえのない価値をもたらします。

    体験の質で選ぶ

    続いて、どのような体験を求めているかを基に検討しましょう。

    日帰り旅行で味わえる体験 エズの「陽」の側面、つまり太陽の光を浴びて活気に満ちた美しい村の姿を楽しめます。ショッピングや写真撮影を中心に、にぎやかな雰囲気を満喫でき、多くのスポットを巡ることで充実感も得られます。

    宿泊で得られる体験 エズの「陰」の側面、つまり静寂で幻想的な雰囲気をじっくり味わえます。観光地としてだけでなく、まるでそこに暮らしているかのような感覚で村と一体になる体験ができます。時間の流れがゆったりとして、自分自身と向き合う瞑想的な時間も過ごせるでしょう。心に深く刻まれる感動を求めるなら、間違いなく宿泊がおすすめです。

    シチュエーション別おすすめプラン

    女子旅の場合…

    断然、日帰りプランが最適です!ニースを拠点に午前中にエズを訪れ、かわいらしい雑貨のショッピングや熱帯庭園での絶景フォトを楽しみましょう。ランチは村のカフェで軽く済ませ、午後はニースに戻ってビーチでのんびり過ごしたり旧市街を散策したり、アクティブに動き回るのが楽しいはずです。

    カップル・ハネムーンの場合…

    迷わず宿泊プランを選んでください。これほどロマンチックな場所は世界中を探してもなかなかありません。夕暮れ時に二人で手をつないで村を歩き、星空の下でロマンティックなディナーを楽しみ、翌朝は誰にも邪魔されずに美しい景色を堪能する。絆を深める魔法のような時間を過ごせることをお約束します。

    一人旅の場合…

    これは旅のスタイル次第です。たくさんの場所を回りたいアクティブな旅なら日帰りが向いていますし、一つの場所でじっくり過ごし静かな時間を楽しみたい場合は宿泊がおすすめです。自分へのご褒美として、最高級のホテルで贅沢に滞在するのも素敵な選択肢でしょう。

    エズ旅行のパーフェクトガイド:準備からQ&Aまで

    ez-travel

    さあ、エズへ行きたくなったあなたに。最後に、旅の準備を完璧にするための実用的な情報と、よくある疑問への回答をお届けします。

    エズ旅行に最適なシーズンは?

    エズは年間を通じて美しい街ですが、特におすすめなのは気候が穏やかで快適な春(4月〜6月)と秋(9月〜10月)です。花が咲き誇る春や、空気が澄んで海や空の色がひときわ鮮やかになる秋は、どちらも絶好のシーズンと言えるでしょう。夏のヴァカンスシーズン(7月〜8月)は非常に賑わいますが、気温が非常に高くなり、また混雑も避けられません。

    冬(11月〜2月)は観光客が少なく静かなエズを楽しめますが、天候が変わりやすく、お店やレストランが閉まっていることも多いため、やや寂しい印象を受けるかもしれません。

    服装と持ち物のポイント

    エズの散策を快適にするための服装や持ち物についてご案内します。

    • 服装: まずは「歩きやすい靴」を絶対に用意しましょう。村内は急な坂や階段、滑りやすい石畳が多いため、スニーカーやヒールのないフラットシューズがおすすめです。夏は強い日差しが降り注ぐので、帽子やサングラス、日焼け止めも忘れずに。また、朝晩の冷え込みや、レストランの冷房対策としてカーディガンやストールなど軽く羽織れるものがあると便利です。ディナー時には少しフォーマル感のあるワンピースやシャツを一枚持参すると、旅の特別感が高まります。
    • 持ち物: 景色を記録するためにカメラは必須アイテムです。スマートフォンの充電切れを防ぐため、モバイルバッテリーも携帯すると安心。散策中は喉が渇くので、ペットボトルの水も持参しましょう。クレジットカードは多くの場所で利用可能ですが、バスチケットや小規模なお店での支払いのために、少額の現金(ユーロ)を用意すると便利です。

    エズでの宿泊予約のポイント

    エズで宿泊を考えるなら、まずはホテルの予約を早めに行いましょう。特に、世界中の旅行者に人気の2大ホテルは、半年から1年前に予約を開始するのが理想的です。

    • シャトー・エザ (Château Eza): 400年の歴史を誇る、かつてのスウェーデン王子の邸宅を改装したホテル。クラシックで重厚な趣が魅力です。公式サイトは `https://www.chateaueza.com/`。
    • ラ・シェーヴル・ドール (La Chèvre d’Or): 広大な敷地に複数の建物が点在し、美しい庭園やアートを楽しめるリゾートタイプのホテル。開放的でラグジュアリーな雰囲気が特徴です。公式サイトは `https://www.chevredor.com/`。

    これらはかなり高額ですが、村内にはもう少し手頃なプチホテルやB&B(民宿)もあります。予約サイトで「Èze Village」と検索し、口コミや立地をよくチェックして、予算に合った宿泊先を探してください。

    よくある質問(Q&A)

    • Q. スーツケースを持って村を歩けますか?

    A. これはおすすめしません。 村内は階段や狭い石畳の道ばかりで、スーツケースを引いての移動は極めて困難です。日帰りの場合はニースなど主要な拠点のホテルで預けるのが基本です。宿泊の場合、多くのホテルが麓の駐車場まで荷物を運んでくれるサービスを提供していますので、事前にホテルへ問い合わせ、到着時間を伝えておくことが重要です。

    • Q. 村の中にトイレはありますか?

    A. 村の入り口付近と熱帯庭園の入口に公衆トイレがありますが、数は限られています。 レストランやカフェを利用する際にトイレを借りるのが最もスムーズです。小銭(約50セント)を用意しておくと、有料トイレでも安心です。

    • Q. ニーチェの道は歩けますか?

    A. はい。 この散策路は哲学者ニーチェが『ツァラトゥストラはかく語りき』の構想を得た場所と言われ、エズ村から麓のエズ・シュル・メール駅まで約2.1kmあります。下りなら1時間ほどで歩けますが、舗装されておらず岩場が続くため、サンダルやヒールは避け、必ず歩きやすい靴(スニーカーなど)で行きましょう。地中海の絶景は素晴らしいものの、体力に自信がない方や時間に余裕がない方は控えたほうが良いかもしれません。特に登りはかなり厳しい道です。

    エズが教えてくれる、旅の本当の贅沢

    太陽の輝く下で活気に満ちた姿も、月明かりに包まれて静寂な幻想を湛える姿も、どちらもエズが持つ真の姿です。日帰りの訪問では、この村の圧倒的な美しさと楽しさに心を奪われることでしょう。そして宿泊すれば、その美しさの奥底にある、さらに深く静かな魂に触れることができるはずです。

    旅のスタイルを選ぶということは、その土地のどの表情に出会いたいかを選ぶことなのかもしれません。効率よく多くの思い出を作る旅も、一カ所にゆっくりと滞在して五感でその土地を味わう旅も、どちらも同じく価値のあるものです。

    エズは、私たちに「真の贅沢とは何か」を教えてくれる場所です。高価なものを手に入れることではなく、日常の喧騒を離れてただ美しい景色の中に身を置き、時の流れを忘れることがその意味なのかもしれません。石畳の道を一歩一歩踏みしめるたびに、心に溜まった澱のようなものがすっと消えていく。そんな浄化されるような感覚を、この村は与えてくれます。

    さあ、この文章を読み終えたなら、次はあなたの番です。 あなたは、太陽のエズと月のエズ、どちらに会いに行きますか?

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!

    この記事を書いた人

    韓国留学経験のある莉佳です!K-POPや最新コスメ、ソウルのトレンド情報を発信しています。ファッションと音楽をテーマにした、Z世代ならではのリアルな韓国の旅をお届けします。一緒に韓国カルチャーを楽しみましょう!

    目次