ヨーロッパ最後の秘境と呼ばれるアルバニアは、治安が安定し物価も安く、6〜9月がベストシーズン。世界遺産の古都や透明度抜群の海岸など魅力満載だ。中でも「シィリ・イ・カルター(青い目の泉)」は、地下から湧き出る水が作り出す神秘的な絶景スポット。水温10度の泉への飛び込み体験は忘れられない思い出になるだろう。首都ティラナやベラト、ジロカストラといった世界遺産も必見で、サランダを拠点に効率よく観光できる。この国ならではの特別な旅を楽しもう。
アルバニア観光で絶対に外せない絶景スポット「シィリ・イ・カルター(青い目の泉)」。アドリア海に面したバルカン半島の小国アルバニアは、ヨーロッパ最後の秘境とも呼ばれ、世界遺産の古都や透明度抜群の海岸など、まだまだ知られざる魅力が詰まっています。この記事では、アルバニアの基本情報・治安・行き方から、シィリ・イ・カルターへのアクセス・ツアー料金・ダイブ体験の具体的なコツまでを完全網羅します。旅の計画に必要な情報をここ一本で解決できるよう、すべてまとめました。
そして、この素晴らしい経験を最大限に楽しむために、アルバニア旅行のベストシーズンや旅の準備もぜひご一読ください。
アルバニアってどんな国?治安や基本情報
アルバニアはバルカン半島南西部に位置する小国で、西はアドリア海・イオニア海に面し、北にモンテネグロ・コソボ、東に北マケドニア・ギリシャと接しています。面積は約2万8千平方キロメートルと日本の四国とほぼ同程度。首都はティラナです。長年にわたる共産主義体制下の鎖国状態から「ヨーロッパ最後の秘境」と呼ばれてきましたが、1991年の民主化以降、急速に開かれた国へと変貌を遂げました。
ヨーロッパ最後の秘境?現在の治安と物価
アルバニアの治安は、現在のところ比較的安定しており、ヨーロッパの観光地として旅行者に広く受け入れられています。スリや軽犯罪に注意する必要はありますが、旅行者が巻き込まれる深刻な暴力事件の発生率は低く、地元の人々はおおむね親切で観光客にフレンドリーです。外務省の海外安全情報なども事前に確認し、現地の状況を把握しておきましょう。
物価は西ヨーロッパと比較すると全体的に安く、食事や宿泊費、交通費などをリーズナブルに抑えられるのが旅人にとって大きな魅力です。通貨はアルバニア・レク(ALL)ですが、観光地では広くユーロが使用できる場合も多くあります。なお、地方の市場や公共交通機関ではカードが使えないことも多いため、現金を一定程度持ち歩くことを強くおすすめします。公用語はアルバニア語ですが、若い世代を中心に英語が通じる機会も増えています。
アルバニアは近年、バルカン半島の中でも旅行先として急速に注目を集めています。バルカン半島の歴史や文化に興味がある方には、隣国コソボも合わせて訪れる旅程がおすすめです。コソボの秘境ズベチャンの中世の砦と修道院を巡る旅も参考にしてみてください。
アルバニア観光のベストシーズンと必要日数
アルバニア観光のベストシーズンは、6月から9月の夏季です。地中海性気候の影響を受けるアルバニア南部は、この時期に天候が安定し、シィリ・イ・カルターやクサミルビーチなど屋外スポットを最高のコンディションで楽しめます。特に6月と9月は混雑がやや緩和されるため、より快適に旅を楽しみたい方にはこの時期が特におすすめです。
必要日数の目安は旅の目的によって異なります。首都ティラナを中心に南部の主要観光地を駆け足で回るなら最低でも5〜7日程度、世界遺産のベラトやジロカストラ、シィリ・イ・カルター、クサミルビーチなどをゆったり楽しむなら10日前後が理想的です。南部の観光地はサランダを拠点に日帰りで効率よく回れるため、旅程を組みやすいのもアルバニア観光の利点です。
アルバニア観光で絶対に行きたいおすすめスポット5選
アルバニアには世界遺産の古都から透き通ったビーチまで、多彩な観光スポットが揃っています。まだ観光客が少ない今だからこそ、ゆったりと本物のアルバニアの魅力に触れることができます。以下に絶対に訪れたい主要5スポットを紹介します。
首都ティラナ(スカンデルベグ広場など)
アルバニアの首都ティラナは、共産主義時代の無骨なコンクリート建築と、カラフルに塗り直された現代的な建物が共存する、不思議な魅力を持つ都市です。街の中心に位置するスカンデルベグ広場は、アルバニアの英雄スカンデルベグの像を中心に、国立歴史博物館やモスク、オペラ座などが取り囲む広大な広場で、首都観光の起点となります。
博物館や美術館が充実しており、アルバニアの複雑な歴史や文化を深く理解するのに最適です。共産主義時代の核シェルターを改装した「Bunk’Art」は、独特の歴史体験ができる見どころのひとつ。また、バジャム・クッリャ広場周辺のカフェやレストランは地元の人々で賑わい、活気ある現代ティラナの素顔を感じられます。
千の窓の街「ベラト」(世界遺産)
ユネスコ世界遺産に登録されているベラトは、「千の窓の街」という別名で知られる、アルバニア中部の古都です。オスマン帝国時代に建てられた白壁の家々が山の斜面に段々と連なり、多数の窓が夕陽に輝く光景は、まるで中世の絵画のよう。丘の上にそびえるベラト城からは、オスム川と旧市街を一望できる絶景が広がります。
城内には現在も人々が生活しており、博物館や教会も点在しています。キリスト教とイスラム教が共存してきた歴史を持つベラトは、多文化が混ざり合うアルバニアの縮図とも言える場所。ティラナから日帰りでも訪れられますが、旧市街のゲストハウスに一泊して、夕暮れや朝の静けさを体験するのが特におすすめです。
石の街「ジロカストラ」(世界遺産)
シィリ・イ・カルターから車で約1時間の場所に位置するジロカストラは、「石の街」として名高い美しい世界遺産の町です。オスマン帝国時代の石葺きの屋根を持つ家々が斜面にぎっしりと並ぶ様子は、おとぎ話の世界に迷い込んだかのような幻想的な光景を見せてくれます。街を見下ろす高台には巨大なジロカストラ城がそびえ、その内部は博物館として一般公開されています。
ジロカストラはアルバニアの独裁者エンヴェル・ホッジャの出身地としても知られ、共産主義時代の光と影の歴史を肌で感じられる非常に興味深い場所です。旧市街のバザールでは地元の職人が作る伝統工芸品なども見られ、散策するだけで楽しい街並みが続きます。多くのツアーでは、シィリ・イ・カルターとジロカストラをセットで巡るプランが組まれています。
古代都市「ブトリント」(世界遺産)
サランダから南へ車で約40分、ギリシャの国境にほど近い場所に位置するのが世界遺産のブトリントです。古代ギリシャ、ローマ、ビザンチン、ヴェネツィアといった多様な時代の文明が重層的に残る広大な考古学遺跡の公園で、保存状態の良い円形劇場や美しいモザイクの残る洗礼堂、城壁などを巡るうちに、まるで2000年以上もの歴史の旅をしているかのような感覚に陥ります。
遺跡は豊かな自然に囲まれており、野鳥の宝庫でもあるブトリント湖の湿地帯との組み合わせが独特の景観を生み出しています。歴史や考古学に興味がある人にとっては、絶対に見逃せないスポットです。アルバニアの観光に関する総合的な情報は、アルバニア公式観光ポータルサイトで確認するのが最も信頼できます。
クサミルビーチ
ブトリントのすぐそばにあるクサミルは、近年「ヨーロッパの隠れた楽園」として人気が急上昇しているビーチリゾートです。イオニア海に浮かぶいくつかの小島と、まるでカリブ海を思わせる白砂のビーチ、そしてターコイズブルーの海のコントラストが絶景を描き出します。のんびりとビーチクラブで過ごしたり、ペダルボートで無人島へ渡ったりと、それぞれのスタイルでリラックスした時間を楽しめます。
シィリ・イ・カルターの神秘的に深い青とはまた違う、明るく開放的な海の青を思い切り満喫できるスポットです。サランダから日帰りでのアクセスが便利で、ブトリント観光と組み合わせる旅程が特に人気があります。
アルバニア最大の絶景「シィリ・イ・カルター(青い目の泉)」完全ガイド

シィリ・イ・カルター(Syri i Kaltër)とはアルバニア語で「青い目の泉」を意味します。ヴロラ州のムジナ村近くの深い森にひっそりとたたずむこの泉は、カルスト地形によって生まれた自然の奇跡です。地下の奥深くから湧き出る水が石灰岩を削り、巨大な水中洞窟を形成しました。その水量は毎秒7立方メートルにもおよび、力強く脈打つ生命の息吹を感じさせます。まるで地球そのものが持つ巨大な「瞳」のような景観から、英語では「ブルーアイ(Blue Eye)」とも広く呼ばれています。
息を呑むほどの透明度!「青い瞳」の秘密と伝説
なぜこれほど鮮やかな青色を放っているのか。その理由は、驚くべき透明度と水の深さにあります。水中に差し込んだ光は、波長の長い赤や黄色の光が吸収されやすく、波長の短い青い光だけが散乱し反射されます。シィリ・イ・カルターの純度が高く不純物のほとんどない水は、この青い光を完璧な形で目に届けてくれるのです。
泉の中央に、まるで瞳孔のように見える濃紺の部分があります。これは水が湧き出す洞窟の入口であり、その深さは未だ正確に測定されていません。ダイバーの調査によると少なくとも50メートル以上はあるとわかっており、その底知れぬ深さこそが吸い込まれるようなダークブルーを生んでいます。周囲に広がる明るいブルーやエメラルドグリーンのグラデーションは、水深の変化に伴う光の反射、水底の白い石灰岩、豊かに育つ水草が織りなす共演の結果です。
この地に伝わる伝説も、泉の神秘的な魅力に深みを加えています。昔、この地域の山々には巨大な竜が棲んでいました。竜は村の泉を独り占めし、家畜だけでなく村の子どもたちまでも生贄として要求するようになりました。そこで賢者の助言のもと、村人たちがロバに薪を積んで火をつけ、竜の巣穴から追い出すことに成功。体内で燃える炎の熱さに耐えかねた竜は猛烈な勢いでこの泉に飛び込み、その瞬間、竜の目の一つが岩に突き刺さり、絶えることのない涙が現在の泉の水となって湧き出したと語り継がれています。泉の深い青色は、苦しみもがいた竜の瞳の色が映し出されているというのです。
また、シィリ・イ・カルターが長きにわたり「秘境」のままであった背景には、近代史に起因する事情も存在します。第二次世界大戦後のアルバニアは、エンヴェル・ホッジャ率いる厳しい共産主義独裁政権のもと鎖国状態にありました。この時期、シィリ・イ・カルターを含む周辺地域は、ホッジャをはじめとする共産党のエリート層だけが立ち入りを許された特別な保養地でした。一般市民はもちろん、外国人観光客ですらこの泉の存在を知ることは叶いませんでした。1991年の民主化以降、この神秘的な泉はようやく一般に公開されました。アルバニアの複雑な歴史については、ブリタニカ百科事典のアルバニアの歴史のページで詳しく知ることができます。
飛び込み体験!水温10度のダイブと注意点
シィリ・イ・カルターを訪れる多くの旅人にとって最大のハイライトは、この泉に飛び込むことです。泉のもう一つの大きな特徴は、その水温にあります。年間を通じて水温は常に摂氏10度から13度の範囲に保たれており、真夏の外気温が30度を超える日であっても変わることはありません。地下の奥深くから湧き出る水は太陽の影響をほとんど受けずに地表へと現れるため、この驚異的な冷たさが保たれているのです。
泉の縁には、ちょうど飛び込むために設けられた展望台(バルコニー状の台)が用意されています。飛び込み台の高さはおよそ5メートル。濃紺の「瞳孔」が広がる水面を真上から目にすると、足がすくむような迫力を感じるでしょう。しかし目の前を見れば、地元の若者や世界各国から訪れた観光客が歓声をあげながら次々に青い水面へ飛び込んでいます。
ダイブを成功させるためのポイントを以下にまとめます。
- 呼吸を整える: 飛び込む直前は緊張で呼吸が浅くなりやすいので、ゆっくり2〜3回深呼吸をして心身を落ち着けましょう。大きく息を吸い込み、そのまま止めて飛び込むのが一般的です。
- 躊躇は禁物:「いける!」と感じたら、一気に踏み切ること。ためらいが増すほど恐怖は深まります。勢いが肝心です。
- 着水のコツ: 着水時は思った以上の衝撃があるため、体をまっすぐに伸ばし、足から入水するのがもっとも安全です。
- 水中の感覚: 全身を貫く冷たさが体を包んだあと、水中から見上げる太陽の光は青いフィルターを通して揺らぎ、体のまわりを無数の気泡が浮かび上がります。まるで宇宙空間に浮遊しているかのような無重力感と静寂の数秒は、生涯忘れられない体験となるでしょう。
- 素早い浮上を: 水温が非常に低いため、長時間潜るのは危険です。すぐに浮上し体を動かして体温を保ちましょう。岸に上がった後の爽快感と達成感は何にも代えがたいものです。
もちろん、飛び込みは強制ではありません。泉の岸には浅瀬もあり、足先だけを冷たい水に浸すことも可能です。飛び込む人たちを眺めながら、その場の空気感を味わうのも素敵な過ごし方です。自分のペースでこの特別な場所と向き合うことが最も大切です。
シィリ・イ・カルターへのアクセス・ツアー・料金

旅の計画を具体化するために、シィリ・イ・カルターへのアクセス方法とツアーの料金・内容を詳しく解説します。最もポピュラーな起点となるのは、アルバニア南部のリゾート地サランダです。
サランダ発の日帰りツアー(モデルプランと料金)
サランダ発の日帰りツアーは手軽で人気の高い選択肢です。ツアーの所要時間は、移動時間を含めておよそ5〜6時間程度。午前中に出発し、午後早めの時間にはサランダへ戻れるため、ほかの観光スケジュールと組み合わせやすいのも魅力の一つです。以下にモデルプランを紹介します。
- 午前9時 サランダのホテルまたは指定の集合場所を出発:多くのツアーでは、サランダ市内のホテルから送迎が付いています。ミニバスやタクシーに乗り込み出発。車窓にはオリーブ畑が広がる丘陵や静かな村落の風景が映ります。サランダからシィリ・イ・カルターまでは、車で約40〜50分かかります。
- 午前10時 シィリ・イ・カルター自然公園に到着:駐車場からは緑豊かな遊歩道を約15分歩いて泉へ向かいます。水音がだんだん強まる方向へ足を進めると、視界がぱっと開け、圧倒的に美しい青が目に飛び込んできます。
- 午前10時15分 神秘の泉とご対面、その周辺を散策:まずは泉の周囲をゆっくり歩き、様々な角度から青のグラデーションを楽しんでください。太陽の光のあたり具合で色合いは刻々と変化します。
- 午前11時 ハイライト:泉へのダイビング体験:心の準備が整ったら、旅のクライマックス・泉へのダイブに挑戦しましょう。
- 午後12時30分 昼食と自由時間:泉のすぐそばには、川のせせらぎを聞きながら食事ができるレストランがあります。新鮮な川魚のグリルや地元の伝統料理を味わうことが可能です。
- 午後2時 シィリ・イ・カルターを出発:名残惜しい気持ちを胸に秘めつつ、神秘の泉に別れを告げます。
- 午後3時 サランダに帰着:まだ午後の早い時間なので、サランダの美しいビーチで夕日を眺めたり、古代遺跡のブトリントを訪れたりと、その後の滞在も存分に楽しめます。
ツアー料金の目安は以下の通りです(料金は変動しますので、最新情報は各ツアー会社の公式サイトでご確認ください)。
- 乗り合いツアー(グループツアー):1人あたり25〜40ユーロ程度
- プライベートツアー(タクシーチャーターなど):1台あたり50〜80ユーロ程度(人数で割ると割安になる場合も)
- 入場料:多くの場合ツアー料金に含まれていますが、個人で訪れる際は別途必要です。おおよそ50アルバニア・レク(ALL)程度ですが変動します。車両乗り入れには別途料金が発生することもあります。
一般的なツアー料金に含まれるもの・含まれないものは以下のとおりです。
含まれるもの:
- サランダ市内からの往復送迎
- シィリ・イ・カルター自然公園の入場料
- ガイド(ほとんどが英語対応)
- 車両関連の費用(燃料代や駐車料金など)
含まれないもの:
- 昼食や飲み物代
- ガイドやドライバーへのチップ(義務ではありませんが、満足した際は喜ばれます)
- お土産代などの個人的な支出
- 防水カメラなどのレンタル(サービスがある場合)
信頼できるツアー選びには、GetYourGuideのシィリ・イ・カルターのツアー紹介ページが参考になります。多彩な選択肢や旅行者のレビューを確認できるため、予約時の判断材料として非常に有用です。
個人で行く方法(バス・タクシー・レンタカー)
より自由な旅を楽しみたい場合は、自分で交通手段を手配する方法もあります。各手段の特徴は以下のとおりです。
- タクシー:もっとも快適で簡単な方法です。サランダ市内でタクシーをチャーターし、往復料金をあらかじめ交渉します。ドライバーには現地で数時間待機してもらう形になるのが一般的で、料金は交渉次第ですがおおよそ50ユーロ前後です。
- レンタカー:サランダには多数のレンタカー会社があり、国際運転免許証を用意しておきましょう。シィリ・イ・カルターへの道は基本的に舗装されていますが、一部狭い区間もあり運転には注意が必要です。Googleマップなどのナビアプリを利用すれば問題なく到着できます。
- バス:コスト面では最も安価ですが利便性は低めです。サランダ発ジロカストラ行きのバスに乗り、途中の分岐点で降車後、数キロ歩かなければならないという方法です。運行本数も限られるため、事前に時刻表の確認を入念に行いましょう。体力があり冒険心の強い方に向いています。
予約方法としては、サランダの港周辺やメインストリートのツアー会社で現地予約するか、GetYourGuideやViatorなどの国際的なアクティビティ予約サイトで事前予約するかのいずれかが一般的です。ハイシーズンは満席になるリスクがあるため、確実に参加したい場合は早めの予約をおすすめします。
最高の体験にするための持ち物リストと注意点

シィリ・イ・カルターのような自然環境でのアクティビティでは、適切な準備が体験の満足度を大きく左右します。以下に、あなたの旅を最高のものにするための持ち物チェックリストと注意点をまとめました。
必須アイテム
- 水着:泉に飛び込む際には必須アイテムです。出発前にホテルで着用しておくと、現地での着替えがスムーズに行えます。
- タオル:水から上がった後に体を拭き、冷えを防ぐために役立ちます。軽量でかさばらない速乾性のマイクロファイバータオルがおすすめです。
- サンダルまたはウォーターシューズ:濡れたり汚れても問題なく、滑りにくいものが必要です。岩場を歩くためにはかかとが固定できるスポーツサンダルやウォーターシューズがより安全です。
- 着替え:Tシャツやショートパンツなど、簡単に着替えられる服を必ず用意しましょう。
- 現金(ユーロまたはアルバニア・レク):入場料やレストラン、土産店など多くの場所でカードが使えないことが多いため、少額の現金を持ち歩いてください。
- 身分証明書:パスポートのコピーなど、万が一の際に備えて携帯すると安心です。
あると便利な推奨アイテム
- 日焼け止め(ウォータープルーフタイプ):アルバニアの強い日差しに加え、水辺の照り返しもあります。こまめに塗り直しましょう。
- サングラスと帽子:強烈な日差しから目や頭を守るのに有効です。
- 防水カメラ(GoProなど)やスマートフォン用防水ケース:信じられないほど鮮やかな青さを写真や動画に残したいなら欠かせません。特に水中の映像は最高の思い出になります。
- 羽織るもの:水から上がった後や森の木陰は肌寒く感じることがあるため、薄手のパーカーやラッシュガードがあると体温調節に便利です。
- 酔い止め薬:車移動中に山道のカーブで酔いやすい方は、念のため持参しておくと安心です。
- 虫除けスプレー:森の中には蚊などの虫がいることもあります。肌の露出が多い服装の場合は利用をおすすめします。
- 軽食と飲み物:現地にレストランはありますが、混雑や好みに合わないことも考慮し、水や簡単なスナックを用意しておくと安心です。
現地のマナーと持ち込み禁止事項
シィリ・イ・カルターは国立公園内にあり、この美しい自然を未来に残すためには訪れる私たち一人ひとりの協力が欠かせません。
- ゴミは必ず持ち帰る:自分が出したゴミは必ず責任をもって持ち帰りましょう。
- 自然への破壊行為禁止:植物を折ったり、石を持ち帰ったりすることは絶対に避けてください。
- 指定場所以外での火気使用禁止:タバコのポイ捨ても厳禁です。
- 安全を優先した行動:飛び込み台として整備されていない場所からの飛び込みは危険です。水の流れや深さが不明な場所での無理な行動は控えましょう。
- ドローン使用時の注意:ドローンの飛行には許可が必要な場合があります。出発前に現地の規制を確認してください。
日本からアルバニアへの行き方・アクセス

日本からアルバニアへの直行便は現在運航されていません。一般的には、ヨーロッパの主要ハブ空港(イスタンブール、ロンドン、ローマ、フランクフルト、ウィーンなど)で乗り継いで、アルバニアの首都ティラナにある「ティラナ国際空港(ナイム・フラシェリ空港)」に到着するルートが主流です。乗り継ぎを含めた総移動時間は出発地や経由地によって異なりますが、15〜20時間程度を見込んでおくと良いでしょう。早めの予約や乗り継ぎ時間の余裕を持ったスケジュールで、大幅にコストを抑えられる場合があります。詳しいフライト情報や最新の運賃は、航空会社または旅行予約サイトの公式サイトでご確認ください。
ティラナ国際空港から首都ティラナ市内へはタクシーやシャトルバスでアクセスできます。アルバニア南部のサランダへはティラナから長距離バスで移動するか(所要時間は数時間程度)、国内線の小型機を利用するルートもあります。また、近隣国のギリシャ・コルフ島からフェリーでサランダへ直接渡る方法も人気です。コルフ島からのフェリーは所要時間が短く便利なため、ギリシャと組み合わせた旅程を組む旅行者も多くいます。
アルバニアへの旅に興味が湧いてきたら、まだ観光客が少ないバルカン半島の秘境をもっと探してみましょう。コソボの中世の砦と修道院を巡るズベチャンの旅は、アルバニアと組み合わせるのに最適なデスティネーションです。また、ヨーロッパの小国を個人旅行で巡るスタイルに慣れていない方は、ブダペストから日帰りで行けるハンガリーの秘境タポルツァの地底湖ボート体験のように、アクセスしやすい近隣の秘境スポットから試してみるのもよいでしょう。
よくある質問
アルバニアはやばい国(治安が悪い)ですか?
アルバニアの治安は現在のところ比較的安定しており、多くの旅行者が安全に観光を楽しんでいます。かつては共産主義体制崩壊後の混乱期に治安の悪化した時期もありましたが、現在は状況が大きく改善されています。スリや軽犯罪に対する一般的な注意は必要ですが、旅行者が巻き込まれる深刻な暴力事件の発生率は低く、地元の人々は観光客に対してフレンドリーです。ただし、渡航前には必ず外務省の海外安全情報を確認し、最新の現地情報を把握しておくことを強くおすすめします。
アルバニア観光にはどれくらいの日数が必要ですか?
旅の目的によって異なりますが、首都ティラナとシィリ・イ・カルター、サランダ周辺のみを効率よく回るなら最低でも5〜7日程度が目安です。世界遺産のベラトやジロカストラ、クサミルビーチなどをゆったりと楽しむなら10日前後が理想的です。南部の観光地はサランダを拠点に日帰りで効率よく巡れるため、旅程を組みやすいのもアルバニア観光の魅力のひとつです。
アルバニア観光のベストシーズンはいつですか?
アルバニア観光のベストシーズンは6月から9月の夏季です。地中海性気候の影響でこの時期は天候が安定し、シィリ・イ・カルターやクサミルビーチなど屋外スポットを最高のコンディションで楽しめます。7月・8月は観光のピークシーズンで賑わいますが、6月や9月は比較的混雑が緩和されるため、より快適に観光したい方にはこの時期が特においすすめです。春(4〜5月)や秋(10月)も気候が穏やかで、ベラトやジロカストラなどの歴史都市観光には適しています。
アルバニアの有名な観光地はどこですか?
アルバニアの主要観光地は以下のとおりです。
- ティラナ:首都。スカンデルベグ広場、国立歴史博物館、Bunk’Artなど
- ベラト:「千の窓の街」として名高いユネスコ世界遺産の古都
- ジロカストラ:「石の街」の世界遺産。ジロカストラ城が有名
- ブトリント:古代ギリシャ・ローマ時代の遺跡が残るユネスコ世界遺産
- サランダ:アルバニア南部のリゾート都市。観光の拠点として最適
- シィリ・イ・カルター(ブルーアイ):神秘的な青さの湧水泉。アルバニア最大の自然の絶景
- クサミルビーチ:透き通ったターコイズブルーの海が広がる「アルバニアのモルディブ」
シィリ・イ・カルターには泳げなくても楽しめますか?
もちろんです。シィリ・イ・カルターの魅力は飛び込みだけにとどまりません。泉の周囲を散策し、その神秘的な青色を眺めるだけでも十分に価値があります。浅瀬に足を入れてその驚くほどの冷たさ(水温10〜13度)を体感するだけでも、忘れがたい思い出になるでしょう。泳ぎに自信がない方は、むやみに深い場所に入らず、安全な範囲で楽しむことをおすすめします。また、泉のそばのレストランで地元の川魚料理を楽しんだり、森の中の遊歩道を散策したりするだけでも、十分に充実した時間を過ごせます。

