アジア– category –
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アジア
アンコール・ワット、石に刻まれた神々の宇宙――クメールの叙事詩を巡る旅
カンボジア、シェムリアップ。じっとりとした熱気を帯びた空気が、肌にまとわりつく。トゥクトゥクのエンジン音が遠くで響き、スパイスと土埃の混じった独特の匂いが鼻先をかすめる。ここは、かつて東南アジアに広大な版図を誇ったクメール王朝の中心地。... -
アジア
灯りが誘う古都の迷宮、ルアンパバーン・ナイトマーケット完全攻略。喧騒の奥で見つける、たった一つの宝物
夕暮れのメコン川が、黄金色の絵の具を溶かしたように静かに流れていく。日中の猛烈な暑さが嘘のように、心地よい風が肌を撫でる時間。ラオスの古都ルアンパバーンは、一日の終わりを告げる穏やかな鐘の音とともに、ゆっくりと夜の顔を見せ始める。昼間、... -
アジア
天空の寺院アンコール・ワット紀行:シンメトリーに宿るクメールの宇宙観を歩く
カンボジア、シェムリアップの密林に、その寺院は静かに佇んでいます。アンコール・ワット。その名はあまりにも有名で、誰もが一度は写真や映像で目にしたことがあるでしょう。しかし、その石造りの回廊を自らの足で歩き、朝日を浴びて黄金に輝く尖塔を見... -
日本
息をするたび、私が私に戻っていく。屋久島、もののけ姫の森へ
心のどこかに、ずっと空いていた隙間があった。忙しない都会の日常、スマートフォンの画面に流れる無数の情報、誰かの期待に応えようとする自分。そんな日々のなかで、少しずつ削られていく何かを、私はずっと感じていました。 「森へ行こう」 ふと、そう... -
アジア
オレンジ色の川が流れる夜明け。ラオスの古都ルアンパバーン、托鉢に触れる静かな祈りの時間
ラオスの古都、ルアンパバーン。この街の朝は、世界の他のどの都市とも違う、特別な静寂と敬虔な祈りから始まります。夜の闇がまだ色濃く残り、東の空がようやく白み始める頃、街全体が息を潜め、ある神聖な儀式のために目を覚ますのです。それが、数百年... -
アジア
ラオスに眠る古代の謎、ジャール平原へ。数千の石壺群が語りかける、時を超えた物語
ラオスの東北部、緑豊かな丘陵地帯に、世界中の旅人たちの好奇心をかき立ててやまない風景が広がっています。その名は「ジャール平原」。空と大地が溶け合う広大な土地に、まるで巨人が忘れていったかのように、数千もの巨大な石の壺(ジャール)が点在し... -
ベトナム
ベトナムの小さなパリ、ダラットへ。フレンチコロニアル建築と花の香りに包まれる永遠の春
ホーチミンの喧騒を飛び立ち、飛行機の窓から見える景色が深い緑に変わっていく。熱帯のまとわりつくような熱気が、次第にさらりとした高原の空気に入れ替わるのを感じながら、私はずっと憧れていた街、ダラットへと降り立ちました。そこは「永遠の春の街... -
フィリピン
フィリピン最北端の秘境バタネス諸島へ。台風と生きる民の食卓から、生きるための知恵を味わう旅
「フィリピンの楽園」と聞けば、多くの人が真っ白な砂浜とどこまでも続く青い海を思い浮かべるだろう。セブやボラカイ、パラワンといった名前が次々と挙がるはずだ。しかし、僕が焦がれ続けたのは、そのどれでもない。フィリピンの最北端、台湾との間にぽ... -
アジア
アンコール・ワットに眠る奇跡の夜明け。一生忘れられない聖なる日の出と出会う旅
カンボジアという国の名を耳にしたとき、多くの人の脳裏に浮かぶのは、あの荘厳な寺院のシルエットではないでしょうか。鬱蒼としたジャングルの中から、まるで神々の手によって置かれたかのように姿を現す、アンコール・ワット。その存在は、単なる世界遺... -
アジア
砂塵に眠る色彩の迷宮へ。インド・シェカワティ、壁がキャンバスの青空美術館
アパレル企業で働きながら、長期休暇のたびに世界の街角へ飛ぶ。それが私のライフワーク。パリの美術館で印象派の光にため息をつき、フィレンツェの路地でルネサンスの息吹を感じる。整然と管理された空間で、完璧な照明のもと、ガラスの向こうに鎮座する... -
アジア
オレンジ色の奇跡。ラオス・ルアンパバーンの托鉢が教えてくれる、祈りの朝
夜明け前のルアンパバーンは、深い静寂とひんやりとした空気に包まれています。旅の喧騒から切り離されたような、特別な時間の始まり。まだ薄暗い街角で息をひそめていると、遠くから聞こえてくるのは、寺院の鐘の音とお経を読む声。それは、ラオスの人々... -
アユタヤ
悠久の時が刻まれた聖地へ。アユタヤ歴史公園、仏頭を抱く菩提樹が私に語りかけたこと
バンコクの喧騒から少しだけ離れて、まるで時が止まったかのような場所に、心を奪われに行く旅。そんな言葉がぴったりの場所が、タイにはあります。その名は、アユタヤ。かつて400年以上にわたって栄華を極めた王国の跡地が、今は広大な歴史公園として静か...





