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    マリオット、サウジアラビアで大規模拡大!5ホテル・2,700室超の新規契約を発表

    世界最大のホテルチェーン、マリオット・インターナショナルが、中東での存在感を一気に高める大きな一歩を踏み出しました。同社はサウジアラビアのAl Qimmah Hospitalityとの間で、新たに5つのホテル、合計2,700室以上を開発する契約を締結したことを発表。この動きは、サウジアラビアが国を挙げて推進する観光開発の波に乗るものであり、今後の旅行者の滞在先の選択肢や旅行業界の勢力図に大きな影響を与えそうです。

    目次

    マリオット、サウジでの存在感を大幅強化

    今回発表された契約は、マリオット・インターナショナルにとってサウジアラビアにおけるポートフォリオを劇的に拡大させるものです。

    契約の概要:5ホテル・2,700室超

    Al Qimmah Hospitalityとの契約により、マリオットは新たに5つのホテル、合計で2,700室以上の客室をサウジアラビア国内に展開します。これにより、ビジネスやレジャーで同国を訪れる旅行者は、マリオットが誇る多様なブランドの中から、自身の目的や予算に合った宿泊施設を選びやすくなります。

    この大規模な供給増は、サウジアラビアの急成長する観光セクターをサポートするという両社の強いコミットメントの表れと言えるでしょう。

    なぜ今サウジアラビアなのか?国家戦略「ビジョン2030」が鍵

    今回のマリオットの動きを理解する上で欠かせないのが、サウジアラビア政府が推進する国家改革計画「ビジョン2030」です。

    石油依存からの脱却と観光大国への道

    長年、石油資源に経済を依存してきたサウジアラビアは、「ビジョン2030」を掲げ、経済の多角化を急ピッチで進めています。その中でも特に重要な柱と位置付けられているのが「観光業」です。2019年には初めて外国人観光客向けの観光ビザ発給を開始し、世界に向けて本格的に門戸を開きました。

    驚異的な目標数値と巨大プロジェクト

    サウジアラビアは、2030年までに国内外から年間1億5,000万人(当初目標1億人から引き上げ)の観光客を受け入れるという非常に野心的な目標を掲げています。この目標達成のため、未来都市「NEOM(ネオム)」や紅海沿いの高級リゾート開発「Red Sea Project(紅海プロジェクト)」など、天文学的な規模のプロジェクトが次々と進行中です。

    このような背景から、ホテルをはじめとする宿泊施設の需要が爆発的に高まっており、マリオットのようなグローバルホテルチェーンにとって、サウジアラビアは極めて魅力的な市場となっているのです。

    旅行者と業界に与える影響

    この大規模なホテル開発は、私たち旅行者や旅行業界全体にどのような影響をもたらすのでしょうか。

    旅行者のメリット:選択肢の増加とサービス競争

    最も直接的な恩恵を受けるのは、サウジアラビアを訪れる旅行者です。

    • 多様な選択肢: ラグジュアリーからセレクトサービスまで、マリオット系列の多様なブランドのホテルが増えることで、旅行のスタイルや予算に応じた滞在先の選択肢が格段に広がります。
    • サービスの向上: ヒルトンやアコーといった他の大手ホテルチェーンとの競争が激化することで、宿泊料金の安定化や、より質の高いサービスが期待できます。

    OTAと航空業界への波及

    ホテル供給の増加は、旅行業界全体にも変化を促します。

    • OTA間の競争激化: Booking.comやExpediaといったオンライン・トラベル・エージェント(OTA)は、増え続けるホテル在庫を獲得し、魅力的な価格やパッケージを旅行者に提供するための競争がより一層激しくなるでしょう。
    • 航空路線の拡充: 宿泊インフラの整備は、航空会社が新規路線を開設する後押しとなります。サウジアラビアへのアクセスが改善され、より手軽に渡航できるようになる可能性があります。

    まとめ:変わりゆく中東の旅行地図

    マリオット・インターナショナルの今回の発表は、単なるホテル数の増加に留まりません。それは、サウジアラビアが「観光大国」へと変貌を遂げようとしている巨大な地殻変動の一端です。これまで未知のデスティネーションであったサウジアラビアが、中東における旅行のハブとして、ドバイなどと肩を並べる日もそう遠くないかもしれません。

    私たち旅行者にとって、サウジアラビアは今後ますます目が離せない、エキサイティングな旅行先となっていくことでしょう。

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