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    トランプ新ホテル、モルディブに誕生へ ―― 加熱する高級リゾート開発競争の最前線

    インド洋の楽園モルディブで、リゾート開発の新たな波が押し寄せています。その象徴ともいえるのが、トランプ・ホテル・コレクションによる新リゾートの開業計画です。世界的な高級ホテルブランドの進出は、活況を呈するモルディブの観光市場の今と未来を映し出しています。

    目次

    トランプ・コレクションが描く新たなラグジュアリー

    トランプ・オーガニゼーションは、サウジアラビアの不動産開発大手DAR Al Arkan社との提携により、モルディブへの進出を正式に発表しました。

    プロジェクトの概要

    新リゾートは、首都マレからボートですぐの南マーレ環礁という絶好のロケーションに建設されます。計画では、プライベートプール付きのスイートとヴィラが合計44室、さらに1ベッドルームのヴィラが32室、2ベッドルームのヴィラが12室用意される予定です。トランプブランドが誇る最高級のサービスと、モルディブの息をのむような自然美が融合した、新たなラグジュアリー体験の提供を目指します。

    トランプ・オーガニゼーションのエリック・トランプ副社長は、「モルディブの素晴らしい地に、トランプ・ブランドを導入できることを大変嬉しく思う」とコメントしており、プロジェクトへの強い自信を覗かせています。

    背景:活況を呈するモルディブ観光市場

    なぜ今、世界的なホテルブランドがこぞってモルディブに注目するのでしょうか。その背景には、コロナ禍を経てなお力強く成長を続ける観光市場の存在があります。

    モルディブは、パンデミック後いち早く国境を再開した国の一つであり、その美しい自然環境とプライベート感を重視したリゾート形態が、旅行者の心を掴みました。その結果、観光客数は驚異的な回復を見せています。

    モルディブ観光省のデータによると、2022年には160万人の観光客が訪れました。さらに2023年には、それを上回る180万人を目標に掲げており、観光業は引き続き同国の経済を牽引する重要な柱となっています。この旺盛な需要が、新たなリゾート開発を後押ししているのです。

    熾烈化する高級リゾート開発競争

    トランプホテルの進出は、モルディブにおけるリゾート開発競争の激化を象徴しています。近年、数多くの有名ホテルブランドが次々と新しいリゾートを開業させています。

    2021年後半にはドバイの有名ブランド「ジュメイラ」や、ユニークなコンセプトが話題の「Siyam World」が開業。2022年には「ヒルトン」や「エメラルドコレクション」が続き、2023年に入ってからも「アヴァニ」などがオープンするなど、まさに開業ラッシュが続いています。

    各リゾートは、水中レストランやウェルネスに特化した施設、サステナビリティへの取り組みなど、独自の魅力を打ち出すことで差別化を図っており、競争はますます熾烈になっています。

    今後の予測と旅行者への影響

    この開発ラッシュは、モルディブへの旅行を検討する私たちにとって、どのような影響をもたらすのでしょうか。

    まず考えられるのは、選択肢の多様化です。新しいコンセプトのリゾートが増えることで、旅行者は自分のスタイルや目的に合った滞在先を選びやすくなります。また、競争の激化はサービスの質の向上につながる可能性があり、より満足度の高い体験が期待できるでしょう。新規開業時には、魅力的なプロモーション価格が設定されることも考えられます。

    一方で、懸念点もあります。リゾートの急増は、オーバーツーリズム自然環境への負荷という問題を引き起こす可能性があります。モルディブの最大の魅力である手つかずの自然が損なわれないよう、持続可能な開発が求められます。

    トランプホテルの進出をはじめとする一連の開発は、モルディブが世界の観光地として新たなステージに進んでいることを示しています。旅行者にとっては、より魅力的で多様な選択肢が広がる一方、この楽園の未来がどうなるのか、その動向から目が離せません。

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