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    元祖か、新星か?リスボン究極のエッグタルト対決!パステイス・デ・ベレンvsマンテイガリア、甘美なる巡礼の旅

    リスボンの坂道をトラムが駆け上がり、石畳に陽光がきらめく街。ファドの物悲しい旋律が路地裏から漏れ聞こえ、大航海時代の栄光を物語る壮麗な建築物が空にそびえる。そんな魅力あふれるポルトガルの首都リスボンで、絶対に欠かすことのできない体験が一つあります。それは、黄金色に輝く小さな宝石、「パステル・デ・ナタ(エッグタルト)」を味わうこと。

    こんにちは、ライターの夢です。高校を卒業してから、呼ばれるように全国の神社仏閣を巡る旅をしてきました。歴史が息づく場所、人々の祈りが積層した空間が、たまらなく好きなのです。そんな私が海を越えてポルトガルに惹かれたのも、どこか日本の侘び寂びに通じるような、哀愁と誇りが同居する空気に魅せられたからかもしれません。

    そして、リスボンには「巡礼」と呼ぶにふさわしい、二つの聖地が存在します。

    ひとつは、1837年から続く伝説の始まりの場所、「パステイス・デ・ベレン」。ジェロニモス修道院から受け継がれた秘伝のレシピを守り続ける、まさにエッグタルトの元祖。 もうひとつは、彗星のごとく現れ、またたく間にリスボンっ子たちの心を鷲掴みにした実力派、「マンテイガリア」。伝統に敬意を払いつつも、革新的なアプローチで新時代のスタンダードを築き上げた新星です。

    元祖の歴史を味わうか、新星の洗練を堪能するか。これは単なるスイーツの食べ比べではありません。リスボンの過去と現在を、五感で味わい尽くす文化体験。甘い香りに誘われて、さあ、究極の一品を見つける巡礼の旅へと出発しましょう。あなたの心を射止めるのは、果たしてどちらの一口でしょうか。

    甘い香りに誘われる巡礼の旅の後は、セドナ二大ボルテックスで今のあなたを癒すエネルギーはどちらかを探す、心の巡礼へと足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

    目次

    リスボン・エッグタルト巡礼、甘美なる旅のハイライト

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    この旅は、単に甘いスイーツを楽しむだけに留まりません。リスボンの心に触れる、忘れ難い体験があなたを迎えます。

    • 歴史の扉を開く、元祖の味わい

    ベレンの地で、大航海時代の息吹を感じながら、秘伝のレシピで焼き上げられたエッグタルトを頬張る瞬間。それはまるで時空を超えたかのような特別な感覚です。アズレージョ(装飾タイル)で飾られた広々とした店内で、180年以上変わらない味をじっくり噛みしめるその一口は、リスボンの壮大な歴史そのものを味わうことに他なりません。

    • ライブ感溢れる、新進の舞台

    ガラス張りの厨房で職人たちが次々とエッグタルトを生み出す光景は、まさに一つの芸術的パフォーマンス。バターの芳醇な香りに包まれたモダンな空間で、焼きたての熱々をその場でいただく。この街の中心で、リスボンの「今」を最も鮮やかに味わえるのが、マンテイガリアの魅力です。

    • 街並みと共に楽しむ、至福の食べ歩き

    どちらの店舗も、周辺には魅力的な観光名所が点在しています。テイクアウトしたエッグタルトを手に、テージョ川のほとりを散策したり、カモンイス広場の賑わいに身をゆだねたり。リスボンの美しい風景が最高の調味料となり、エッグタルトの味わいをより一層特別なものにしてくれるでしょう。

    この甘美な巡礼は、あなたのリスボンの旅において忘れられないハイライトとなることをお約束します。歴史と革新が融合する二つの味をめぐることで、この街の深い魅力をきっと発見できるはずです。

    【元祖の風格】パステイス・デ・ベレン – 1837年から続く伝説の味

    私たちの巡礼は、すべてが始まる場所、ベレン地区からスタートします。ここには世界遺産のジェロニモス修道院や発見のモニュメントが静かに佇んでいます。この地はかつて、ヴァスコ・ダ・ガマをはじめとする偉大な航海者たちが未知の世界へ旅立った歴史的な出発点です。そんな由緒ある場所に、ポルトガルで最も有名な菓子店「パステイス・デ・ベレン」があります。

    白と青の爽やかな色調をまとったファサードには、大きく「Pastéis de Belém」と記され、その佇まいからは老舗としての風格と誇りが漂っています。店に一歩足を踏み入れる前から、世界中からこの味を求めて訪れた人々の熱気と、甘く香ばしい香りに包まれます。

    ジェロニモス修道院から受け継いだ秘伝のレシピ

    パステイス・デ・ベレンの物語は、隣接するジェロニモス修道院と密接に結びついています。18世紀、修道院では衣服の糊付けに膨大な卵白を使っていました。その結果、残されたのは大量の卵黄。敬虔な修道士たちは、この卵黄を無駄にしないためにお菓子作りを始め、それが「パステル・デ・ナタ」の原型となったのです。

    しかし、1820年の自由主義革命以降、ポルトガルの多くの修道院が閉鎖に追い込まれ、ジェロニモス修道院も例外ではありませんでした。生活に困窮した修道士たちは隣接する砂糖精製工場で秘伝のレシピを使ってお菓子を売り始め、生計を立てることになります。

    その味は瞬く間に評判を呼び、1837年には砂糖精製工場のオーナーが正式にレシピを買い取り、「Fábrica dos Pastéis de Belém(ベレンのエッグタルト工場)」として店舗を開業しました。これが現在の「パステイス・デ・ベレン」の草創期です。

    驚くべきことに、この時伝えられたオリジナルのレシピは、創業一族でもわずか一部の人物のみが知る「秘密の部屋」で、今なお厳重に守られていると言われています。まさに門外不出、一子相伝の味。この唯一無二の物語こそが、パステイス・デ・ベレンをただのお菓子屋ではなく特別な存在にしているのです。

    いざ実食!ザクッ、とろり。唯一無二の食感を徹底レビュー

    長い列を耐え抜いて手にした黄金色のタルトは、まだ温かく手のひらに心地よい熱を伝えます。表面にはきれいなこんがりとした焼き色がつき、見た目からしてその美味しさを約束しているかのよう。

    まずは何もかけずに、そのまま一口。

    「ザクッ!」

    期待を大きく上回る、力強い音が口内に響きわたります。薄く重なり合うパイ生地は、一層一層がカリカリに焼き上げられ、その食感はまるで落ち葉を踏むような軽やかで心地よい感触。バターの香りは控えめで、生地自体の香ばしさが際立っています。これは他店では決してまねのできない、際立った個性です。

    そして、ザクザクとしたパイ生地の中心から現れるのは、とろりとしたカスタードクリーム。卵の風味は豊かで、甘さは意外にも爽やかでスッキリとしています。どこか懐かしく素朴な優しい味わいに、レモンのような柑橘系のさわやかな香りが後味をきゅっと引き締めます。

    次に、テーブルに用意されたシナモンパウダーと粉糖をたっぷりかけてみました。ポルトガルでは、この2つをしっかりと振りかけて味わうのが本場の食べ方です。シナモンのスパイシーな香りがクリームのやさしい甘みと絡み合い、ぐっと大人の味わいに。粉糖はさらりとした甘さをプラスし、幸福感を一気に高めてくれます。

    「これが180年以上も多くの人を魅了し続けてきた味なのか…」

    一つ食べ終えた頃には、この歴史の深さと変わらぬ美味しさへの感激で胸がいっぱいになりました。これはもはや単なるスイーツではなく、一つの文化遺産。ベレンでこの味に出会えたことに心から感謝したくなる、そんな特別な一口でした。

    “世界一の行列”は本当?待ち時間と賢い攻略法

    パステイス・デ・ベレンを訪れる際、誰もが気にするのは「行列」の存在でしょう。正直に言うと、ほぼ間違いなく待つことになります。特に観光シーズンの日中は、お店の外にまで長蛇の列ができ、1時間以上待つことも珍しくありません。

    ですが、諦める必要はありません。いくつかのコツを知っていれば、待ち時間を上手に短縮できます。

    • テイクアウト(Para Levar)の列を狙うべし!

    行列は大きく2種類あります。一つは店内で食べるイートインの列、もう一つは持ち帰り用のテイクアウトの列です。回転が圧倒的に早いのはテイクアウトの方。店内でゆっくり過ごす時間がない場合や、近くの公園で食べたいときは、迷わずテイクアウトの列に並びましょう。「Para Levar(パラ・ルヴァール)」の看板が目印です。

    • 朝イチが狙い目のゴールデンタイム

    比較的すいているのは開店直後、朝8時台。リスボンの街がまだ静かな時間に訪れれば、並ばずに購入できるチャンスが高まります。焼きたてのエッグタルトとコーヒーで始まる朝は、格別の一日のスタートになるでしょう。

    • イートインは奥へ進むべし!

    店内で食べたい方も、諦めるのは早計です。入り口付近は混んでいますが、実は店舗内は想像以上に広く、奥へと続く部屋が5つもあり、総座席数は400席以上あります。入口で待っている人がいても、ためらわず先へ進んでみてください。空いている席が見つかるかもしれません。壁一面のアズレージョの美しい装飾を楽しみながら席を探すのも、また一興です。

    行列は確かに長いですが、それ自体もこの店の伝説の一部。世界中の人々が同じ目的で列をなしている光景は、一種の連帯感を生み出し、期待感を一層高めるスパイスとなっています。

    【新星の輝き】マンテイガリア – 劇場から生まれた魅惑のバターリッチ

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    元祖の風格を堪能した私たちが次に足を運んだのは、リスボン中心部のバイシャ・シアード地区です。ここには、伝統への敬意と現代的な感性を見事に融合させ、一気にリスボンを代表するエッグタルト店へと躍り出た「マンテイガリア」があります。

    カモンイス広場のすぐそばに位置し、かつて「Manteigaria União」というバター製造・販売の歴史ある建物を改装して誕生したこの店舗。名前はポルトガル語で「バター工場」を意味し、その名称にふさわしいバターへの並々ならぬこだわりが、味の根幹を支えています。

    店内は大理石のカウンターと真鍮のアクセントが美しく調和し、洗練されたモダンな空間が広がっています。とりわけ目を引くのは、客席の目の前にあるガラス張りのキッチンで、調理の様子が間近に見られる点です。

    バター工場から生まれた、新たなスタンダード

    マンテイガリアの歴史は、パステイス・デ・ベレンに比べるとかなり新しいもので、2014年に創業されました。しかし、その短期間で圧倒的な人気を得た理由は明白です。

    • 魅せるキッチン、ライブ感あふれる体験

    職人たちが生地を伸ばし、型に敷き詰め、黄金色のクリームを注ぎ、オーブンで次々と焼き上げる一連の作業を、まるで舞台を鑑賞するように間近で堪能できます。甘く香ばしい香りに包まれながら、リズミカルに動く職人の姿は、これから味わうエッグタルトへの期待を一層高めてくれます。この「見せる」演出は、多くの人々を惹きつけてやみません。

    • バターへのこだわり

    店名に掲げるほど、バターへの情熱は揺るぎません。生地には上質なバターがふんだんに練り込まれ、他では味わえない濃厚かつジューシーな食感を生み出しています。

    • 戦略的なロケーション

    第1号店は、観光客にも地元民にも愛されるリスボン随一の繁華街、カモンイス広場近くにオープン。さらに人気観光スポットのタイムアウトマーケットや市内各所に次々と店舗展開し、誰もが立ち寄りやすい環境を整えています。この便利な立地も人気の秘密の一つです。

    伝統菓子でありながら提供の仕方は極めて現代的。マンテイガリアは、ただ歴史や物語を伝えるだけでなく、「ここでしか味わえない今この瞬間の体験」を提供し、新しい時代のスタンダードを築き上げました。

    いざ実食!じゅわっと広がる、バター香る官能的な味わい

    カウンターで注文すると、軽やかなベルの音と共に厨房から焼きたてのタルトが運ばれてきます。マンテイガリアは常に焼き立て提供にこだわっているのです。

    手にしたタルトは、パステイス・デ・ベレンのものより少し小ぶりで、表面の焦げ目も控えめ。より黄金色が際立っています。

    期待を胸に、一口頬張ると…

    「じゅわっ…」

    パイ生地を噛んだ瞬間、豊かなバターの香りがふわりと広がります。クリスピーというよりもしっとりと繊細にほろほろと崩れ、生地の層一枚一枚にバターが染み込み、噛むほどに旨みがじゅわっと溢れてきます。まさに官能的と言える美味しさです。

    カスタードクリームは驚くほどなめらかで、まるでシルクのような舌ざわり。すっと溶けていくその口当たりの中には、バニラの甘い香りが豊かに広がり、パステイス・デ・ベレンよりも甘みがはっきり感じられます。しかしその甘さは決して重たくなく、バターリッチな生地とのバランスが非常に巧妙に計算されています。

    シナモンと粉糖をかけると、さらに味わいに変化が生まれます。バターの風味とシナモンのスパイシーな香りの相性は抜群で、完成された味わいに奥行きと複雑さが加わります。

    もしパステイス・デ・ベレンが「歴史を味わう素朴で力強いタルト」だとすれば、マンテイガリアは「緻密に計算された洗練のタルト」。同じエッグタルトでも、その哲学も味もまったく異なり、どちらが優れているということではなく、それぞれがかけがえのない魅力を持っているのです。

    スマートな行列体験と街に溶け込む抜群のアクセス

    マンテイガリアも人気のため行列はできますが、パステイス・デ・ベレンほど長時間並ぶことはほとんどありません。その背景には店舗運営の工夫があります。

    • 立ち食いスタイルで回転が早い

    多くの店舗が立ち食いカウンターのみのスタイル。お客は焼きたてをその場で手早く味わい、次の目的地へ向かうため回転率が非常に高いのです。

    • 複数の店舗展開

    前述のようにリスボン市内に複数の店舗があり、カモンイス広場が混雑していても少し歩けばタイムアウトマーケット店があるといった選択肢の多さも嬉しいポイント。観光のプランに合わせて最も立ち寄りやすい店舗を選べます。

    行列に並ぶ時間も旅の一部ですが、限られた時間の中で効率よく楽しみたい方にとっては、マンテイガリアのスマートな仕組みは大きなメリットとなるでしょう。街歩きの合間に、まるでエスプレッソを一杯味わうかのように気軽に最高のエッグタルトを楽しむ。これこそが、現代のリスボンを象徴する新しいスタイルなのかもしれません。

    究極対決!あなたに刺さるのはどっち?5つの視点で徹底比較

    それでは、二つの名高いエッグタルトを堪能した後、それぞれの違いを5つの観点から整理してみましょう。これを読むことで、どちらの「聖地」へ最初に訪れるべきかが明確になるはずです。

    歴史とストーリー:修道院の秘伝レシピ vs バター工場の斬新アプローチ

    • パステイス・デ・ベレン: 1837年創業。ジェロニモス修道院から伝わる門外不出のレシピという類まれな背景をもっています。このタルトを味わうことは、リスボンの歴史に触れる体験といえます。物語性や伝統を重んじる方には、非常に魅力的でしょう。
    • マンテイガリア: 2014年創業。歴史は新しいものの、かつてのバター工場を活かした独自の背景と、現代的な「見せ方」を追求して新たな物語を作り上げました。革新性やライブ感を求める方におすすめです。

    パイ生地の食感:ザクザク&クリスピー vs しっとり&豊かなバター感

    • パステイス・デ・ベレン: 食べると「ザクッ」と音がするほど、はっきりとしたクリスピーさが特徴。層が明確で軽快な食感を楽しめます。バター風味は控えめで、生地の香ばしさが際立ちます。
    • マンテイガリア: しっとりとして繊細に崩れる食感が特徴。高品質なバターをたっぷり使い、「じゅわっと」旨みが広がります。リッチで芳醇な味わいを好む方には非常に魅力的です。

    カスタードクリーム:卵のコクと素朴な甘さ vs 滑らかさと洗練された甘さ

    • パステイス・デ・ベレン: 卵の旨みがしっかり感じられ、どこか懐かしい素朴な甘さ。甘さは控えめで、レモンを感じさせる爽やかな余韻が特徴です。素材の味を生かした、王道の味わいです。
    • マンテイガリア: 滑らかさが際立つシルキーな舌触りで、バニラの豊かな香りが広がります。甘さはややはっきりしていますが、洗練されて上品な印象。完成度の高いモダンなクリームです。

    行列と待ち時間:テーマパーク並みの覚悟 vs スムーズな利用しやすさ

    • パステイス・デ・ベレン: 観光シーズンの昼間は、1時間以上の待ち時間も珍しくありません。その待ち時間さえも一種の体験ととらえ、広くゆったりとした店内で過ごす時間も含めて楽しみたい人向けです。
    • マンテイガリア: 行列ができても回転率が高いため、比較的短時間で購入可能。立ち食いスタイルが中心なので、観光の合間に気軽に立ち寄れる点が便利です。

    店舗の雰囲気と体験:歴史薫る風格ある空間 vs 近代的で臨場感あふれる店内

    • パステイス・デ・ベレン: 美しいアズレージョで飾られた歴史的な広々とした空間。まるで博物館のような趣の中で、伝統の味をゆったりと味わえます。
    • マンテイガリア: ガラス張りのオープンキッチンが目を引く、モダンで洗練された空間。職人の技を間近に見ながら出来立てを味わえる、エンターテインメント性の高い体験が可能です。

    エッグタルト巡礼モデルプラン – 1日で2大名店を制覇する!

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    せっかくリスボンに訪れたのなら、どちらか一方だけを選ぶのはもったいない!そんな欲張りなあなたに向けて、1日で二大名店を効率的に巡るモデルプランをご紹介します。このプランなら、エッグタルトはもちろん、リスボンの主要な観光名所も合わせて楽しめますよ。

    • 所要時間: 約6時間~8時間(半日から1日程度)
    • スケジュール例
    • 午前9時 | ベレン地区からスタート
    • まずはリスボン中心部から、市電15E番線または路線バス728番線に乗り、ベレン地区へ向かいます。「Mosteiro dos Jerónimos」駅で下車しましょう。
    • 目前に広がる世界遺産のジェロニモス修道院の壮麗な建築美に感動してください。朝日を浴びたマヌエル様式の姿は必見です。
    • 午前10時 | パステイス・デ・ベレンで贅沢なブランチタイム
    • ジェロニモス修道院から徒歩すぐの「パステイス・デ・ベレン」へ。朝早めの時間帯なら、行列も比較的短いでしょう。
    • 店内で焼き立てのエッグタルトと、ポルトガルのエスプレッソ「ビカ」を味わいながら、アズレージョで彩られた美しい空間の中で悠々と朝食をお楽しみください。
    • 午前11時30分 | 大航海時代の歴史に思いを馳せて
    • 食後はベレン地区を散策。テージョ川沿いの発見のモニュメントや、川に優雅にたたずむベレンの塔を訪れてみましょう。かつてこの地から大海原へと旅立った冒険者たちのロマンを感じ取れます。
    • 午後1時 | 市電で中心部へ戻る
    • 再度市電15E番線に乗り換え、中心街の「Cais do Sodré(カイス・ド・ソドレ)」駅まで向かいます。ここから徒歩でバイシャ・シアード地区へアクセス可能です。
    • 午後1時30分 | バイシャ・シアード地区を散策
    • おしゃれなショップやカフェが立ち並ぶシアード地区をゆっくり散策。サンタ・ジュスタのエレベーターや、詩人フェルナンド・ペソアの像がある老舗カフェ「ア・ブラジレイラ」など、見どころも満載です。
    • 午後3時 | マンテイガリアで贅沢なおやつタイム
    • 散策で疲れたら、いよいよ「マンテイガリア」へ。カモンイス広場近くにある本店で新たな味わいを体験してください。
    • スタンディングカウンターで、焼き立ての熱々エッグタルトを頬張りましょう。散策で疲れた体にバターのコクと甘みがじんわり染み込みます。元祖との違いをぜひ味覚で確かめてみてください。
    • 午後4時 | 旅の余韻に浸りながら一息
    • エッグタルトを片手に、カモンイス広場のベンチでひと休みするのもおすすめです。二つの名店の味を堪能した満足感と共に、リスボンの賑わいを心地よく感じられることでしょう。

    このプランなら、リスボンの二大エッグタルト名店をはじめ、周辺の魅力的な観光地も存分に楽しめます。さあ、歩きやすい靴を履いて、甘美な旅へと出発しましょう!

    旅の準備を万全に!エッグタルト巡礼のためのTIPS

    最高の巡礼体験を叶えるためには、事前の準備が欠かせません。ここでは、料金や持ち物、現地のルールなど、知っておくと便利な情報をご紹介します。

    料金と支払い方法

    • 料金体系:
    • エッグタルト1個の価格は、どちらの店舗もおおよそ1.20ユーロから1.50ユーロ程度です(2024年時点の目安)。物価変動により変わる可能性があります。
    • イートインの場合は、飲み物代が別途必要です。エスプレッソ(ビカ)は約1ユーロ、ガラオン(カフェラテ)はおよそ2ユーロが相場です。
    • 料金に含まれるもの: エッグタルト本体と、テイクアウトの場合は持ち帰り用の箱や袋。
    • 料金に含まれないもの: 飲み物代、お土産代、チップなど。
    • 支払い方法:
    • 両店舗ともクレジットカードの利用は可能ですが、少額の購入時には現金のほうがスムーズな場合もあります。特に混雑時は、小銭や少額紙幣を用意しておくとスマートに支払えます。
    • チップについて:
    • ポルトガルではレストランでのチップは必須ではありませんが、イートインで良いサービスを受けたと感じた場合は料金の5~10%程度をテーブルに残すと喜ばれるでしょう。

    持ち物と服装 – リスボンの坂道を快適に歩くために

    リスボンの街は美しい一方で、石畳や坂道が多いのが特徴です。快適に巡礼を楽しむために、以下の準備をおすすめします。

    • 必須の持ち物:
    • 歩きやすい靴: これは最も重要!クッション性があり滑りにくいスニーカーなどを選びましょう。
    • スマートフォン: 地図アプリや翻訳アプリ、写真撮影に欠かせません。
    • 現金(ユーロ)とクレジットカード: 小規模な店舗でカードが使えない場合もあるため、両方持っていると安心です。
    • 推奨される持ち物:
    • エコバッグ: テイクアウトしたエッグタルトやお土産を持ち運ぶのに便利です。
    • ウェットティッシュ: エッグタルトを食べる際に手が汚れることがあるため、携帯していると役立ちます。
    • 日焼け止め・サングラス: 特に夏の強い日差し対策に。
    • 羽織りもの: 一日の気温差や日陰の涼しさに対応できるカーディガンや薄手ジャケットがあると便利です。
    • モバイルバッテリー: スマートフォンの使用頻度が高いため、充電切れ防止に必須です。
    • 服装規定:
    • 特に決まりはありません。動きやすくカジュアルな服装がおすすめです。

    予約について

    • 予約の可否:
    • 「パステイス・デ・ベレン」「マンテイガリア」の両店とも、個人客の予約は受け付けていません。訪れて直接列に並ぶのが基本スタイルとなります。
    • 持ち込み禁止事項や現地ルール:
    • 店内での飲食は、その店で購入した商品に限られます。
    • 混雑時には席の長時間利用を避け、次のお客様に配慮して譲り合いましょう。

    万全の準備で、心ゆくまでエッグタルト巡礼をお楽しみください。

    もっと知りたい!エッグタルト巡礼Q&A

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    巡礼を計画する際に、多くの方が感じる疑問にお答えします!

    • Q1: 持ち帰りはできる?賞味期限はどれくらい?
    • A1: はい、どちらのお店もテイクアウトが可能です。専用の箱に入れてくれるため、形が崩れる心配はほとんどありません。賞味期限については、やはり当日中に食べるのが一番美味しいです。時間が経つとパイ生地のサクサク感が失われやすいのが特徴です。もし翌日に食べる場合は、オーブントースターで数分温めると、パイの香ばしさがよみがえり、美味しくいただけますよ。
    • Q2: 日本のエッグタルトとの違いは?
    • A2: 全く異なるものと言っても過言ではありません。特に大きな違いはパイ生地です。リスボンのエッグタルトは、驚くほど層が多く、パリッとザクザクした食感が際立っています。また、カスタードクリームも日本のものより卵の風味が濃厚で、甘さの質感も違います。ぜひ本場の味を体験して、その違いに驚いてください。
    • Q3: ポルトガル語が話せなくても注文できる?
    • A3: 全く問題ありません。どちらのお店も世界中から観光客が訪れる有名店なので、店員さんは外国人対応に慣れています。英語も十分通じます。基本的には「Pastel de Nata(パステル・デ・ナタ)」という言葉を覚えておけばOKです。注文したい個数を指で示すか、英語で伝えればスムーズです。ちなみに複数形は「Pastéis de Nata(パステイス・デ・ナタ)」です。
    • Q4: シナモンや粉糖はかけたほうがいい?
    • A4: ぜひ試してみてください!ポルトガルの現地の人たちは、たっぷりとシナモンと粉糖をかけて楽しむことが多いです。私のおすすめは、最初の一口は何もかけずにそのままの味を味わい、二口目からシナモンと粉糖をかけて“味変”を楽しむ方法です。一つのタルトで二度おいしく、お得な気分になれますよ。
    • Q5: エッグタルトに合う飲み物は?
    • A5: ポルトガル流の定番は、濃厚なエスプレッソ「ビカ(Bica)」です。エッグタルトのしっかりした甘さを、ビカの苦みがキリッと引き締めてくれます。苦いコーヒーが苦手な方には、「ガラオン(Galão)」というミルク多めのカフェラテもおすすめです。ミルクのまろやかな甘さがエッグタルトとよくマッチします。

    もっと詳しい情報が必要な場合は、公式サイトをご覧ください。

    旅の終わりは、甘い記憶とともに

    リスボンが誇る二大エッグタルトの名店、「パステイス・デ・ベレン」と「マンテイガリア」。 歴史の重みが詰まった、ザクザクとした力強い元祖の味わい。 計算し尽くされた、じゅわっと広がるバターの香りが魅力の革新的な味わい。

    今回の巡礼を通じて、私はどちらか一方を選ぶことができないという結論に至りました。なぜなら、この二つの味は対立するものではなく、リスボンという街が持つ二面性、すなわち「偉大な過去への誇り」と「未来へ向かうしなやかな感性」をそのまま象徴しているからです。

    パステイス・デ・ベレンを味わえば、大航海時代のロマンと伝統を守り続ける人々の揺るぎない精神を感じ取ることができます。 マンテイガリアを堪能すれば、リスボンが今なお活気に満ち、新たな文化を次々と生み出しているダイナミックな都市であることを実感できるでしょう。

    だからこそ、ぜひあなた自身の足でこの二つの聖地を訪れ、あなたの舌でその違いを確かめてみてください。

    あなたの心に深く響いたのは、歴史が紡ぐ物語の味でしたか? それとも、才能が切り開く現代の味でしたか?

    その答えを見つけたとき、あなたのリスボンの旅はきっと忘れがたい甘く香ばしい思い出となって、心にしっかりと刻み込まれることでしょう。さあ、甘く香る巡礼の旅へと出かけてみませんか。

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